☆トランス脂肪酸について☆
マーガリン・ショートニングは安価ですから、クッキー、クラッカー、パ ン、ケーキ、
コーヒーに入れるフレッシュ、アイスクリーム、レトルトカレーなどの加工食品によく使われて
いるので、ほとんどの人は一日に、いくらかはトランス型脂肪酸を取り入れているのです。
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ある研究ではフライドポテト一人前に8gのトランス型脂肪酸が含まれているそうです。
20世紀始めには人間の体内には存在していなかったトランス型脂肪酸ですが、
今では日本人の皮下脂肪中の 約4%に達しているそうです。
(尚、Macでは健康志向型のフライドポテトを考案中とのことですが・・!?)
また缶入りの紅花油やコーン油などの植物油も、それが高温で処理されている場合、
その一部はトランス型脂肪酸に変性しています 。
ですからマーガリンを加熱料理に使用するのは、トランス型脂肪 酸を一層増加させるという
危険きわまりない行為です。
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欧米のクッキーにはバターだけを使用したものが多いです。
ドイツではトランス型脂肪酸を含むマーガリンの製造は禁止されています。
マーガリンの害が最初に指摘されたのは、西ドイツで、マーガリ ンの発売開始時期と地域と
クローン病(注1)患者の出現時期と地域の一致からだそうです。
フィンランドで1200人を対象にした ソフトマーガリンを多くとった群ととらなかった群を
15年間追跡した疫学研究ではマーガリン多摂取群は5年後にはコレステロール値が
低かったが10年後には差がなくなり、むしろ年々多摂取群の死亡率が上昇し、
全体で1.4倍、心臓病では2.4倍も高くなっ たのです。
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(注1):クーロン病は腸管壁の細胞が壊れており、大きな分子、つまり体にとっては異物であるものが腸の壁の中に入ってきて、そこで 防御反応というか炎症反応が起き、腸壁に傷(潰瘍)ができてくる事が原因の一つになっていると言われています。
多くの医者がクー ロン病は原因不明だと言いますが、原因の一つとしてトランス型脂肪酸が怪しいと考えている方も少なくありません。
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<追加>
この記事を受けて
たゆtayuさんがもっと詳しい記事を書いて下さいましたので、トラックバックしています。私と少し意見の違うところもありますが、非常に詳しく載せて頂いていますし、特に不飽和脂肪酸のことなど興味のある人はぜひ訪ねて見て下さいね。
たゆtayuさん、ありがとうございました。