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テーマ:読書(8213)
カテゴリ:【読書】ミニマリスト
本のタイトル・作者 36歳独身、派遣OL、女子力ゼロ お気楽ひとり暮らし。 [ yoriko ] 本の目次・あらすじ <#ルーティン> 彼と別れた36歳、独身、派遣社員のOLがお気楽ひとり暮らしを手に入れるまで <#部屋> ミニマルに暮らす楽しみを見つける方法 <#掃除> 掃除が好きじゃなくても、そこそこキレイを保つ方法 <#おしゃれ> ミニマルな暮らしになって、シンプルなおしゃれになった <#自炊> 料理が苦手でもできるミニマルなひとりご飯とお弁当 <#お金・働き方> ミニマルな暮らしで、派遣女子でもコツコツ貯める <#メンタル> モヤモヤの毎日を解消して自分を大切にする 引用 本当に大切なことは、誰かが決めた素敵な生活に向かって努力をすることではなく、小さなことにもワクワクできる「気持ちの透明度」を上げることでした。 感想 2022年171冊目 ★★★ ミニマリスト本が読みたくなって手に取った本。 「36歳独身、派遣OL、女子力ゼロ 」とある。 でも私から見たら、すんごく女子力高いんだよな…。 何なんだろうな、この差は…。 世間一般のハードルが高すぎるのか…。 すんごいドン引きされることを覚悟で言うんですが、私いま基礎化粧品を何も使ってません。 化粧落としは前から使ってなかったんですが(家じゅうで使っている洗濯用と銘打った液体せっけんを希釈したもので顔も身体も洗ってます)、最近ハトムギ化粧水がなくなったのを機に「なくてもいけるんじゃね?」とやめてみました。 お風呂上りはちょっと突っ張るけど、そのうち自然と自分の油脂でしっとりするから大丈夫。 どうしても乾燥するようなら、子どもの保湿用ワセリンを塗ればいいか~と思ってます。 夏になってきたからワセリンなしでもいけてます。 あ、湯シャンは何度も挫折してからシャンプー使ってます!笑 著者は、子供の頃からオールorナッシングの0か100か思考だったそう。 田舎の進学校から短大へ進み、保育士になる。 大阪に出て正社員で働くも、職場での人間関係がうまくいかず休職。 その後、自分を変えたいとマキシマリストからミニマリストに。 整理収納アドバイザー1級を取得し、彼と別れて築30年の19㎡で新生活を始める。 写真にある、がらーんとした真っ白な部屋。 ベッドはなくマットレス。家具は小さな引き出しと机と椅子のみ。 テレビも掃除機も炊飯器もない。 ハンガーラックの代わりに壁に服を掛けて。 ハンドソープや食器用洗剤、キッチンペーパーを両面テープで貼り付けている人はじめて見た。 たしかに省スペースだし水切れいいし、賢い。 シャワーカーテンを使わないから、ランナーに手桶からワセリンなども吊るしている。 すごい。面白い。 玄関扉にはマグネットフックでいろんなものが収納されていて、まるでウーテンシロ(壁掛け収納の有名なやつ)みたい。 ひとりって、身軽だなあ。 さわやかな風が吹くようなその軽やかさが、私は羨ましい。 西尾維新の小説で、「安定とは移動の困難さを意味する」と言っていた。 ああ、今の私は、移動が困難だ。 だからミニマリスト本を読むんだろうな。 自由であることに焦がれて。 どんどん高度が下がっていく気球から荷物を放り出したら、少しでも飛び続けられるんじゃないか。 またいつか、遠くが見えるんじゃないか。 そんな淡い期待を抱いて、地面のすれすれを行く。 ミニマリストのワードローブを見るのが好き。 著者のワードローブは、 ・トップス6(半袖3、長袖3) ・ボトムス6(薄手2、冬用1、オールシーズン3) ・アウター4(カーディガン2、パーカ2) ・コート3(トレンチ、ウール、ダウン) ・ワンピース3(春秋、夏、冬) ・バッグ4(通勤用A4サイズ、リュック、小さなバッグ、黒の革バッグ) ・靴5(ハイヒール、フラットシューズ3、スニーカー) ・スーツ ・礼服(ドレスはレンタルする) トップスが黒、白、グレーの3色だとバリエーションが出ていいですね。 私は上半身が白、下半身が黒か紺なので、どうしても同じ印象になる。 参考になります。 トップス黒+ボトムス黒もいいものよね。 1カ月の家計内訳も、固定費+変動費の最低コストを約12万円にしていらして、+貯金や予備費の積み立てに6万円くらい、合計18万円程度を生活コストで計画していて、うまく暮らしているなあと思う。 派遣のお給料が18~20万円で、YouTubeなどの副業が月15万円(!)だというから、じゅうぶんやっていける。 というか副業すごいな。 著者の「承認欲求は承認してもらうことでしか埋められない」って分かる。 私にとってそれは、愛されたい、という切実な願いのようなもの。 愛されたい、というのは、自分は愛されてもいいという確信、愛されるに足る存在だという自信を得たいということだ。 満たされなかったものを溢れるほど注いで、かたちづくる。 少しずつ少しずつ、私はそれが出来るようになってきたと思う。 すぐに木っ端みじんになってしまう確信、薄氷のようにかくも脆い自信だけど。 何度ぺしゃんこになっても、からっぽのそこに、幾千幾万の言葉をはち切れんばかりに詰め込んで。 モノを減らして、感覚を研ぎ澄ませて、心の声に正直になって。 「気持ちの透明度をあげて」。 そうしたら、いろんなものを、愛せるようになるんだろうか。 嫌い抜いたその先にあるもの。 たくさんの「ゆるせない」を、いつか、ゆるして。 著者の「コーヒーのお供ベスト10」、1位がヴィ・ド・フランスの「十勝ミルクのシナモンロール」だったので、シナモンロール好きとしてはぜひ食べてみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.03 23:59:20
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