脳梗塞で倒れた、話し相手が居ない同級生が時々やって来る

2023年04月06日

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　脳梗塞を患い、左半分がマヒし、口も満足に開かない、小学校時代の同級生が時々ふらっと店舗にやって来る。

話し相手を求めて来るのは良いが、お客様と大事な商談中でも割り込んでやって来て椅子に座り、私の商談が終わるのをじっと待っている。

いざ私と話をすることになっても、口がほとんど開かないので話の内容が分からない。
それでも相手をしてくれるのが嬉しいらしい。

脳梗塞を患った小学生時代の同級生が近所に住んでいる。
一人で住み親族もいない。

働けないので当然、生活保護を支給されてやっと生き延びている感じだ。
同級生とは思えないほど年を取り、無精ひげを生やしている。

話し相手が誰もいないため私の所に時々やって来ては長居するのだ。
今日も来客中にやって来て話が終わるのをじっと待っていた。

出してあげるお茶を美味しそうに飲む。
理解できない話でも私が「うんうん」と相打ちを打ってあげるのが嬉しいらしい。

世の中には老人ホ－ムにも入れず、一人寂しく生活している孤独な老人が多数いる。
話が通じなくても相手をしてくれる仲間が欲しいのだろう。

デイサ―ビスに通うお金も無く、肉親もいない高齢者は同級生で顔見知りの私を頼りに足を引きずってやって来るのだ。
そんな彼を嫌な顔をせず相手になる。私が元気な内は一生懸命お相手します。

やがて私が病気で倒れた時を想像すると、生きている限り話し相手になってあげます。
小学校時代は同じクラスになったことも無いし、ケンカをしたことも無い相手なのに。

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最終更新日 2023年04月06日 17時50分34秒
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