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カテゴリ:非公式サイトの日常
室戸岬を離れ、北川村の中岡慎太郎館を尋ねました。
大変立派な建物です。展示も充実していますが、内部の撮影は禁止なので参考としてパンフレットの一部を掲載しておきます。入館料は500円。JAF会員証があると400円で入れます。
慎太郎と言えば、近江屋で坂本龍馬暗殺に同席していて惨殺された人というイメージしかなかったのですが、記念館の資料を見ると様々な幕末の有志と親交が広かったことが分かります。
「死後の弟子」と自称するほど吉田松陰先生を尊敬し、文久3(1863)年に脱藩したのちは長州に走り、久坂玄瑞などと共に禁門の変にも参陣しています。 その流れからか、相当の熱血で徐々に過激な考え方になっていったと言われています。 暗殺された当時は、血の革命のような維新を好まない龍馬と、「倒幕」から「討幕」へと武力革命を主張して過激になった慎太郎は、意見が合わなくなりつつあった時期だったようです。 記念館から駐車場を挟んで南側に中岡慎太郎像が建っていました。室戸岬にあったものとは違って小ぶりで、迫力には欠けます。 記念館を出て、慎太郎の生家に向かう途中に俳優の上川隆也さんが植えた記念樹がありました。そうだった、大河ドラマ「龍馬伝」で中岡慎太郎の役をやってましたねえ。 中岡慎太郎は北川村の大庄屋の家に生まれました。復元された家もなかなか立派で、当時の農家とは全く違うようです。 さすが大庄屋の屋敷。門や庭もあり建物もしっかりしています。 家の中もなかなか広いですね。 台所も復元されています。 全体を見ても、堂々の構えなのが分かりますね。 見学に来た人が記入できるノートが置いてあり、そこにはこんな張り紙が。
幕末の人たちの写真はかなり残っているのですが、笑顔の写真はほとんど無いようです。そういうことでは、この慎太郎の写真は非常に珍しいものなんですね。 北川村は現在ユズが特産品となって、様々に製品化もされていますが、このユズの栽培を地元に広め始めたのが実は中岡慎太郎なんだそうです。先見の明もあるのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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