Kリーグ観戦記2024 2日目(5月19日)〜春川市内観光
韓国2日目のこの日は家族と別行動で、春川(チュンチョン)へKリーグ、江原(カンウォン)FC vs 蔚山(ウルサン)HD FCを観に行く予定になっていました。当初はひとりでソウルから春川へ約2時間かけて電車で移動し、日中に市内観光をしてから、スタジアムでイルハさんと合流する計画を立てていたのですが、前夜にイルハさんが朝から車を出してくれることになりました。現地ではバスやタクシーで移動しなければならなかったので7:00過ぎにはソウルを出発しなければと思っていたのですが、その心配もなくなり、息子と朝食を食べに行く時間ができました。明洞(ミョンドン)夜市の屋台が並んでいた通りも朝は閑散。(↓ちなみにこちらが前夜の様子)朝食を取れる店くらいあるだろうと思っていたのですが、開いてるお店はほとんどありません。息子がネットで朝から開いているお粥のお店を見つけてくれました。店内にはいろんな言語でお客さんからのメッセージがところ狭しと貼られていました。注文したのはアワビのお粥とカキのお粥。それぞれ全く味付けが異なっていてそれぞれ美味しかったのですが、アワビの方が好きかな。このときの店内には日本人観光客しかいませんでした。夜市では中国人観光客が目立ってましたが、朝食にお粥を食べたいのは日本人だけということなんでしょうか?食後、朝の明洞を少し散策。その一角だけタイムスリップしたようにたたずんでいた明洞芸術劇場(ミョンドンイェスルクッチャン)。日本統治時代に「明治座」として建てられた劇場だそうです。かわいいお店。前夜は閉まっていた明洞大聖堂。中に入れました。雰囲気あります。大聖堂前のオブジェ。真ん中に杜王町のスタンドが見えるのは私だけ?笑9時にイルハさんがホテルの前まで迎えに来てくれ、ふたりで春川へ出発。蔚山サポーターのイルハさんの車には蔚山のマスコットのぬいぐるみが。途中の高速道路のSA。日本のSAと比べると市場のような活気がある気がします。ソウルを出発して1時間半ほどで風光明媚な景色の広がる春川市内へ。すると突然山の中からスタジアムが現れました!この日の試合が行われる「春川松岩スポーツタウン競技場(チュンチョンソンアムスポチュタウンキョンギジャン)」。街灯に選手のバナーが掲げられている中、イルハさんがユンジョンファン監督のバナーを発見!写真を撮るために徐行してくれるイルハさん。ソウルを出発してからちょうど2時間経った11:00、この日の最初の目的地、昭陽江(ソヤンガン)スカイウォークに到着。スカイウォークの横に立つ女の子の大きな像。台座に「昭陽江の乙女の像」と書かれていたので、そのまんまじゃん!とイルハさんに言ったら、「昭陽江の乙女」とは昔流行った有名な歌のタイトルだと教えてくれました。そういえば、像の周りでは昭和歌謡チックな曲がかかっていました。今ではサッカーのチャント(応援歌)にも使用されることもあるとか。全くチャントにするのを全く想像できないスローな曲でした。さて、昭陽江スカイウォーク。ダムで堰き止められてできた湖にかけられた桟橋です。入場料2,000ウォン(約220円)をカードで払ったら、チケットとともに2,000ウォンを渡されました!?え?何?と慌ててしまいましたが、イルハさんがクーポンだと教えてくれました。確かに落ち着いて見ると紙幣ではありません。入場料と同額のクーポンを観光客に渡し、地域にお金を落としてもらうのは非常に面白いやり方ですね。日本でも同様のことをやっているところはあるのでしょうか?入場口に行くと黒い袋を2つ渡されました。再び、え?何?と思いましたが、桟橋の床の一部がガラス貼りになっているので、ガラスを保護するための靴を覆う袋でした。スカイウォーク自体が短く、景色は湖畔からとあまり変わらず、ガラスから見える直下の水面も湖なので波もなく、少し残念な施設でした。実質無料なので、まぁこんなものでしょう。続いて車で10分ほど走り、春川の中心街へ。地下駐車場に車を止めて階段を上がると、そこには金色に光るニワトリの像が!実は春川はタッカルビ(鶏のバラ肉と野菜の炒め物)の本場として有名な街。イルハさんによると「タッカルビ」の前に地名を入れるとすれば「春川」しかないとのこと。そしてこのニワトリは春川の「明洞タッカルビ通り」のシンボルなのでした。台座には韓国を代表する食文化として国際的には有名になったタッカルビを讃える碑文が!「明洞タッカルビ通り」には30店舗以上のタッカルビ専門店が並んでいるとか。その中からイルハさんが連れて行ってくれたのはこちらのお店。春川に出張するときによく食べに来たり、テイクアウトでお土産に買って行ったりしている行きつけのお店だそうです。店の中にはユン大統領が来店している写真も!ひとりで市内観光する際もタッカルビ通りでランチをする予定だったのですが、きっとどの店に入ろうか迷いまくっていたはず。イルハさんの行きつけのお店なら間違いないですね。注文もイルハさんにお任せ。2人分のタッカルビを頼むと、おばちゃんが鉄板で鶏肉と野菜を焼いてくれます。私たちはというと、ひたすら待つのみ。いろんなテーブルを周りながら具材をかき混ぜているおばちゃんたち。めっちゃいい香りがして、お腹が空いてくるけど、まだ食べちゃダメらしい。15分ほど経ってからおばちゃんからGOサインが出ました!まずイルハさんが、サンチュやエゴマに巻いて食べる実演をしてくれたので、真似して食べてみました。これは美味しい!サンチュやエゴマ、副菜の水キムチは取り放題、食べ放題。実はサンチュでお肉を食べるのが苦手だった私でしたが、一口で食べるんだ、とイルハさんからアドバイスをもらい、これまで肉の量が多過ぎたことに気づきました。今更ながら、サンチュのコツをつかみました。そしてお肉を少し残したところでイルハさんがライスを注文。お店のお兄ちゃんが手際よく鉄板のコゲを剥がしてくれてから、ライスと残ったお肉でチャーハンを作ってくれました。これまた絶品!ひとりで来てたら絶対にチャーハンにはありつけなかった。イルハさんのおかげで、春川タッカルビを満喫できました。店を出ると、タッカルビ通りには蔚山のユニフォームを着た蔚山サポーターの姿をちらほら見かけました。アウェイ遠征時には地元の名物を食べに行きたいのは日本と同じですね。お腹もいっぱいになり、次なる目的地「三岳山湖(サマッサンホス)ケーブルカー」へ。ケーブルカーと言っても、日本でいうロープウェイのことです。タッカルビ通りからは車で15分ほどで乗り場に到着。床が透明になっているクリスタルキャビンだと往復で28,000ウォン(約3,080円)、普通のキャビンだと23,000ウォン(約2,530円)でした。自販機で普通の方のチケットを買って2階の乗り場へ移動すると、クリスタルキャビンは長い列ができていましたが、普通の方はスイスイと進んでいきます。クリスタルキャビンの方が人気があるのと、クリスタルキャビンの台数が普通のキャビンの半分くらいだったからのようです。湖畔の駅を出発!するとすぐ左手に春川市内に来る時に横を通ったスタジアムを発見し、大人2人で大興奮!右手にはダム湖に浮かぶ島に作られているテーマパーク「レゴランド コリア リゾート」が見えました。三岳山湖ケーブルカーは、湖の上を通って三岳山の展望台近くまでの走っている全長約3.6kmの韓国国内最長のロープウェイです。とにかく景色がきれい!韓国に来る3日前、東京駅で偶然、韓国の方を道案内したのですが、その方に春川に行くと言ったら、観光地として有名だと教えてくれたのですが納得です。その方がもう一つ教えてくれたのが、韓流ドラマ「冬のソナタ」の舞台としても有名だということ。確かに「春川」と検索すると、冬ソナのロケ地巡りツアーがヒットしますが、私はあまり・・・。キャビンの窓に書かれていたこのメッセージ、イルハさんに何て書いてあるのか聞いてみました。苦笑いしながら「君はケーブルカーに乗っているときが一番セクシーだよ」と教えてくれました。男二人のキャビン内、微妙な空気が流れたのは言うまでもありません。約15分で、展望台駅に到着。さらにそこから遊歩道を登ります。整備されているとはいえ、結構な登り坂。5分ほどでスカイウォーク展望台へ。めっちゃいい景色!春川市内を一望!この景色は見る価値あり。文句なしに春川で絶対に訪れるべきスポットナンバー1に認定です(あくまでも個人の感想です。)。「スカイウォーク展望台」というくらいなので、やはり床の一部が透明になっていました。春川市民はガラス貼りの床が好きですね。景色を十分に目に焼き付けてから、遊歩道を下り、ケーブルカーの駅へ。帰りは、だんだんとスタジアムに近づいてくる景色を楽しめます。この後のKリーグ観戦へ、気分が盛り上がってきますね!ちなみに帰りのキャビンに書かれていたメッセージはこちら。「瞬間よ、止まれ」。承太郎か?笑#韓国 #Korea #한국#春川 #Chuncheon #춘천#昭陽江スカイウォーク#SoyanggangSkywalk#소양강스카이워크#春川タッカルビ #ChuncheonDakgalbi#춘천닭갈비#三岳山湖ケーブルカー #SamaksanLakeCableCar #삼악산호수케이블카