EUの半数の人は英語が話せる。
今朝の日経の記事に(またしてもオンラインでの掲載はなし)、欧州委員会が調べた欧州連合(EU)加盟国で使われている言語の調査結果が載っていました。それによると、EU加盟国の市民で「話が出来る言語」として回答した人は:1)英語: 47%(「母国語以外に英語を話せる」と回答した人34%と、英語圏の人口の合計として)2)ドイツ語: 30%(同上)3)フランス語: 23%(同上)母国語として使われている割合:1)ドイツ語: 18%2)英語: 13%2)イタリア語:13%2)フランス語:13%ルクセンブルグで「母国語以外の言葉を話せる」と回答した人:99%という結果。昔は、フランス人は英語がわかる人でも街で英語で話しかけられると答えない、という噂話があったりしましたが、それももう過去の話のようですね。(実際、私も英語を話すフランス人をたくさん見ています)・・・と思ったら、日仏ワーキングホリデー事務局のサイトに、 欧州委員会が発表した言語に関する調査結果によると、「母国語のみ しか話せない」と答えたフランス人は、50%以上でした。半分以上の 人がフランス語しか話せないわけです。また、「母国語以外の言語が 話せる」という項目では、19%のフランス人が「イエス」の回答。 この調査結果を見ると、フランス人は、欧州で一番外国語が苦手なよ うです。しかも、自己紹介ができるだけで「英語が話せます」と言っ てのけるフランス人もいますから、やはり、フランス語を学んでから 渡仏したほうが良さそうですね。 一般的に言うと、フランス人は、英語圏の人に対してわざわざ英語を 話す必要はない、と考える傾向があるようですが、日本人と英語を話 すことに対するためらいや拒否はそれほどないようです。とあったので、その傾向は多少はのこっているのかも。それにしても、ドイツとフランスとベルギーという大国に囲まれているとはいえ、ルクセンブルグのほぼ全ての人が母国語以外が話せる、ってのもスゴイ。・・・まあ、もしかすると、母国語とそれ以外が日本の南と北の方言くらいの違いなのかもしれませんが、しかしたいしたもんだ。でもって、じゃあ日本人で母国語以外を話せる、と答えた人はどのくらいいるのか検索してみたんですが、そういう調査が見当たりませんでした。「話せる!」と答えることに対する抵抗感が日本人には強いという気もしますが、実際はどうなんだろう?