企業のサイト評価トップはキリン。
日本ブランド戦略研究所が12/5に「企業情報サイト調査2005」の結果を発表し、キリンビールが二年連続で評価のトップとなりました。この調査は、有力250社の企業情報サイトを対象とし、企業Webサイトユーザーが実際にその企業のWebサイトを閲覧し評価するもので、今回が2回目。※調査法:インターネット調査、実施:2005年10月、回収数:12,600通そのトップ20は(企業名、企業(CC)サイト指数、アクセス経験偏差値、サイト好感度偏差値、サイト再訪問意向偏差値、の順で):1.キリンビール:CC指数78.4、アクセス89.3、好感度73.5、再訪72.32.アサヒ飲料 :CC指数76.1、アクセス87.7、好感度70.5、再訪70.13.アサヒビール:CC指数75.5、アクセス82.9、好感度72.3、再訪71.44.サントリー :CC指数74.2、アクセス80.8、好感度71.0、再訪70.75.キリンビバレッジ:CC指数72.4、アクセス82.2、好感度66.3、再訪68.76.日産自動車 :CC指数71.9、アクセス76.9、好感度69.5、再訪69.27.サッポロビール:CC指数69.8、アクセス76.9、好感度66.3、再訪66.38.花 王 :CC指数67.9、アクセス68.0、好感度68.1、再訪67.79.ローソン :CC指数67.6、アクセス62.3、好感度69.8、再訪70.810.味の素 :CC指数67.3、アクセス67.9、好感度68.2、再訪65.711.日清食品 :CC指数66.1、アクセス66.4、好感度65.1、再訪66.812.イオン :CC指数66.1、アクセス61.7、好感度69.8、再訪66.713.トヨタ自動車:CC指数66.0、アクセス68.7、好感度64.1、再訪65.114.明治製菓 :CC指数65.4、アクセス57.5、好感度69.6、再訪69.115.ホンダ :CC指数64.5、アクセス68.0、好感度62.8、再訪62.716.セブン-イレブン・ジャパン:CC指数64.3、アクセス64.7、好感度62.4、再訪65.717.ボーダフォン:CC指数63.9、アクセス70.9、好感度58.2、再訪62.718.ロッテ :CC指数63.9、アクセス54.7、好感度68.6、再訪68.419.日本マクドナルド:CC指数63.7、アクセス62.6、好感度63.0、再訪65.520.東 芝 :CC指数63.0、アクセス61.0、好感度64.4、再訪63.5・・・ただこれ、調査の詳細を見ていてわかったのですが、企業サイト全体を評価するのではなく、その中の「企業情報」に絞った以下のカテゴリのみが測定対象なのです。・会社概要・ニュース・企業理念・CSR(企業の社会的責任・社会への取り組み)・環境情報・IR情報・採用情報なので、企業サイトの人気度をはかる調査、というよりも企業がサイト上にきっちりと情報を載せているか、というような、企業としてのモラルの高さをみる、という意味合いが強いのではないかと思います。でもって、飲料会社がトップ5を占めている、ということに関しては、上記の詳細報告によると「これらの会社はどこも企業情報サイトのトップページに今回指定したコンテンツへの入り口が集約されていて、わかりやすく閲覧しやすい構成になっている。さらに環境やCSRなどのコンテンツも充実しており、質は高い。こうしたことから、男女ともに20代から50代以上まで幅広い消費者からの支持を集めたと考えられる」ということだそうです。サイトへの注目が高いためその分人材と費用をかけられる業種、ということかもしれません。また業種ごとで見ると、やはり食品・飲料が断トツで、1.食品・飲料:CC指数60.4、アクセス56.4、好感度62.6、再訪62.02.趣味・レジャー:CC指数54.2、アクセス50.7、好感度55.0、再訪57.03.流通・飲食店:CC指数53.3、アクセス50.3、好感度54.8、再訪54.74.精密・オフィス機器:CC指数51.0、アクセス47.5、好感度53.0、再訪52.45.機械・輸送機器:CC指数50.5、アクセス49.7、好感度51.4、再訪50.36.電子・電気:CC指数48.7、アクセス50.1、好感度48.0、再訪48.07.運輸 :CC指数48.5、アクセス52.9、好感度45.4、再訪47.28.化学・医薬品:CC指数47.4、アクセス45.9、好感度48.4、再訪47.89.情報・通信:CC指数47.2、アクセス53.0、好感度43.4、再訪45.210.エネルギー:CC指数47.1、アクセス44.9、好感度49.2、再訪47.311.素材 :CC指数45.7、アクセス42.2、好感度49.3、再訪45.712.金融 :CC指数44.4、アクセス50.9、好感度40.1、再訪42.213.建設・不動産:CC指数41.5、アクセス42.0、好感度42.1、再訪40.5ということですが、まあこれはアクセスする確率の高い業種の方がやはり有利なのかもしれません。(でも、そうすると「情報・通信」の9位、というのは気になりますね)