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ドクターイワタの認知症ブログ~東海エリア最高の治療実績~

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Oct 27, 2013
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長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト​

認知症ブログ第2弾ぜよ


今日は、認知症専門外来と/または認知症専門往診をしようという方のために私の毎日を紹介する。認知症専門外来は8:30am再診診察開始(0:00pmまでに約25-35名の再診患者を診察) 10:45新患1名目来院、11:15新患2名目来院、0:00pmから新患2名を診ている。これは順調に行く場合であり、1:00pmから新患ということもある。ケアマネからの連絡(ステップ2)で緊急診察が必要と判断した場合は9:30amから緊急新患ショートバージョン(問診票、改訂長谷川式、時計描画テストなどを予め記入して持参して貰い待ち時間を短縮して診察)で見ている。月火金土(土は隔週、水は全日往診)は外来終了後、昼食を食べながら患者や施設からの緊急コールに対する返信電話(外来中にナースが対応してメモを残す)をしてから認知症専門往診(がん末期や在宅看取りを含む)に出かける。午後だけで認知症専門往診患者10名程度診ている。全日の場合は倍の20名程度である。これが限界である。5-6pm帰院後、カルテ整理、診療情報提供書/主治医意見書/精神障害/自立支援診断書/介護保険診断書/入所診断書/年金保険診断書作成、ケアマネ/介護施設/訪問看護からのFAXに対する返信、電子メールへの返信、診療ビデオ整理、認知症ブログ用スライド作成をする。8pmまでには仕事を終える。毎日があっという間に終わる。

自分の頭の整理のためにも認知症ブログを作成することはとても良いことである。自分のためであるとともに、認知症専門医を目指す医師のためになってほしいと願う。


20131101#4921#5

名古屋フォレストクリニックからの紹介である。1ヶ月前に前頭側頭葉変性症と診断され、フェルガード100M3包朝2包夕1包およびウインタミン4mg朝で処方されていた。御家族の判断でウインタミンは飲ませておらず、フェルガード100M3包のみ飲んでいた。改訂長谷川式22/30→23/30点、遅延再生0/6→6/6点、いらいらもしなくなっていた。いわゆる、一発改善である。診療情報提供書には「機会を見て中核薬も開始して下さい」と記載があり、落ち着いていたのでリバスタッチパッチ4.5mgを追加した。いらいらしたらウインタミン4mgを頓用で内服するように伝えておいた。



20131101#4920#6

ケアマネからの紹介である。長男と2人暮らしで昼間独居。隣人からクレームが入り、当クリニックを紹介された。幻視(人が居る)と妄想(物とられ妄想)のため「隣人が自宅の中に入ってきて物を持って行く」ということで怒鳴り込んでしまったのである。ふらつきがあり転倒もしていた。幻視には抑肝散、妄想にはセレネース、歩行不安定にネオドパストンを開始した。認知機能回復のためリバスタッチパッチ4.5mg開始、フェルガード100M2包を勧めた。幻視および妄想予防にシチコリン1000mg静注も併用した。



20131101#4916#7

ケアマネからの紹介である。壁に掛けてある服に向かって話をしたり、居るはずのない息子と話をしたりして、家族が戸惑い、当クリニックを紹介された。幻視/幻聴/妄想などのレビー症状(レビースコア:8)に加え、暴言/暴力/膝叩き/ベッド柵叩きなどのピック症状(ピックスコア:5)も見られ、Lewy-Pick complexと診断した。幻視には抑肝散、妄想にはセレネース、ピック症状にはウインタミン、夜間不眠にはレンドルミンを開始した。幻視および妄想予防にシチコリン1000mg静注も併用した。フェルガードは予算的に無理と言うことだった。



20131115#4915#8

長男さんが私の著書「認知症になったら真っ先に読む本」を読んで下さり、お母さんを連れて見えた。他院でレビー小体型認知症と診断され、幻視に抑肝散、認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始されていた。昼夜逆転となっており、昼間覚醒のためサアミオン5mg朝開始、シチコリン1000mg静注開始、抑肝散5g朝夕→2.5g夕へ減量として、夜間良眠のためロゼレム/レンドルミンを寝る前に追加した。フェルガード100 1包で興奮されたとのことで今回は見送った。



20131002ためしてガッテン

2013年10月02日 ためしてガッテンで「気づいて!新型認知症 見分け方&対策大公開」と題して、レビー小体型認知症について放映していた。患者さんが見た幻視(トイレの中に人がいっぱい居る)は気味の悪い光景だった。実際のトイレの中の写真を重ね合わせたシーンは印象的だった。幻視のある患者さんがおられる家では出来るだけ不要な物は片付けておいた方が良いのだということがわかった。幻視に対する対応としては認知症ケアだけが紹介されていた。確かに幻視は患者さんには見えるが、介護者には見えない。患者さんにはレビー小体型認知症という病気の一つの症状として幻視が見えていることを説明し、介護者には本人は見えており否定してはならないということを理解していただくことは大切である。幻視には抑肝散という確立された治療法が折角あるのに全く言及されておらず、「幻視は消す(減らす)ことが出来る」という発想にたっていないことが残念だった。

我がドラゴンズについて

落合博満元監督をGM、森繁和ヘッドコーチを迎えて、再び、常勝軍団への道を歩むことになった。本当は落合監督としたいところだったが、高年俸がネックとなり谷繁元信選手兼監督(プレーイングマネージャー)に落ち着いた。谷繁選手はキャッチャーという要のポジションで長年活躍しており、また、落合元監督の下で8年間プレーしており監督の資質があり心配していない。ドラゴンズを破壊した坂井克彦社長は更迭され、フロントは総入れ替えになった。仲良しクラブの高木守道監督以下ほとんどのコーチは更迭され、落合監督時代の蒼々たるコーチが戻ってきてくれた。来シーズンが本当に楽しみになった。

この2年間は一体なんだったのか?坂井社長は監督やコーチの高年俸に異議を唱えて、監督やコーチを総入れ替え、優良外国人選手は根こそぎ横浜に持って行かれ、引退すべきだった山崎選手を選手として契約した。中日出身選手とは言え、花道を作ってあげる余裕などないのに。こんなチームの負け試合を誰が見に来るんだと思っていたら、やっぱりナゴヤドームはがらがらになった。負け続けるチームを応援するファンなど居ない。勝つことが客を呼べることなのである。

前フロントからが契約しないとされた川上投手は落合GMが引き戻しに成功した。問題はルナと来シーズンも高額年俸で再契約してしまっていることである。膝が痛くて帰ってしまうような外国人は必要ない。前フロントの調査不足である。森繁和ヘッドコーチがドミニカから連れてくる安くて優良な外国人選手と契約すべきである。

ともかく、ドラゴンズのことを注目できるようになったことは、ファンにとってとても嬉しいことである。今年は落合GMが主力選手から契約更改を始めるということである。活躍してチームが優勝したら給料が上がる、活躍できずにチームが低迷したら給料は下がるということを思い知らせるのである。悔しければ、来年活躍すればいい。





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Last updated  Jun 18, 2023 05:31:37 PM
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