知らないシュプールを追いかけるな
写真はイメージ。本文とはまったく関係ない場所。林へと続いてるシュプールをむやみに追いかけてはいけない。もう何年も前の友達の友達の話。友達の友達が某スキー場の林の中へ滑って行った。すると、友達の友達の後から友達の友達のシュプールを追ってボーダーのカップルが滑って来た。ちょっと、たんま。友達の友達のことをいちいち友達の友達と書くのは面倒くさいし読んでるほうもウザイだろうから友達の友達を仮にT君としよう。T君の後からボーダーのカップルが滑って来た。それに気付いたT君、彼らを待って、聞いた。「あなたたち、この林を滑ったことがあるの?」「いえ、滑ったことないです」「どこに出るか分かってるの?」「いえ、分からないです…」「分からないのに入って来たの?」「あの…、シュプールがあったので…」「ふぅ。あのね、むやみに人のシュプールについて来たらダメだよ」「……」「僕が登山の装備を持っていて、谷から登り返すつもりだったらどうするの」「あ、はい」「どんな危険が待ってるか分からないんだからね」と、T君、ボーダーに説教してやった。T君だって、この林は初めてだっつうのに…。自分のことを棚に上げて。しかもこのスキー場、林は滑走禁止なのに…。どの面さげて偉そうに説教垂れてるんだか。T君、初めて入る林だけど一応ルートの目処は立っていたのでボーダーたちと一緒に滑ってあげた。ところが林を抜けてゲレンデに出ようとしたときなんと、スノーモビルに乗ったパトロールに待ち伏せされていた。麓から丸見えでバレバレだったようだ…。しっかり捕まってしまったT君とボーダーカップル。思いっきり怒られて1日券を没収されてしまった。実はT君の1日券はラジオに投稿してタダで貰ったものだから惜しくはないんだけどボーダー達は可哀相だった。まだ昼前だったのに。最後にT君ボーダーのほうを振り返り目で語ってやった。「ほらね、言った通りむやみについて来るとロクなことないだろ」おいっ!みんなも決してこのボーダーのような真似はしないでね。T君のような真似は、もっとしないでね(笑)そんな、友達の友達のお話。あ、T君、今ではだいたいルールを守るようになったそうだ。教訓になった、って人もどっちもアホや、って思った人もクリックしてチョーダイませ。にほんブログ村スキーランキング