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カテゴリ:だれかヘルプ!
パート3日目。
肩と腰はもうカチカチになっていた。 前日までと違い、やや涼しかった。 この日でおしまいということで、どうにか頑張ろうと決意。 行ってみると前日までと同じ。 大学生が前日で終わりだったので、若干人数が少なかった。 (ちょっと不安) とにかく、また同じ作業を目が回るほどしなくてはならない。 さっさと片付けてしまおう。(時間まではやらなくてはならないが) とにかく、みんな思いは同じ「今日で最後」 いつものように始めた。 時計がないので分からないけれど、とにかく働いた。 と、そこで「あれ?流れてこない?」 見ると花のラッピング作業をしている人のところにもう花がない。 「はぁーい。終わりでーす。」 (ええっ?まだお昼前だよ。終わっちゃった?帰れるならそれでいいけど) と、甘いことを考えていたらそんなに甘くはなかった。 「はぁーい、皆さん他のところを手伝ってもらいますから、着いてきてください。」と、まるで旅行の添乗員についていくかのように、他の作業を歩いて回る。 「へぇー、こんな仕事もあるんだ。」なんて、ちょっとリラックス。 1つ1つの作業で何人かずつ置いていかれる。 とうとう、作業をしていた倉庫を出たら残るは10人ほど。 不安にかられながら外に出ると、今度はべつの倉庫に。 「ええっー!!!涼しいぞー。 「はい、ここで花を束ねる仕事に5人お願いします。」 ここで、疲れ果てていた25歳の新妻を「ここにしといたら?」と置いていく。 そして、最後の場所。 ここでは、籠に花をアレンジする作業をしていた。 みな、唖然。 簡単・涼しい・楽・・・。 「これで、同じ時給???」 Oh,My God! そこでひたすら水の中につけてあるオアシスを取り出し、 ラッピングペーパーを底に敷き籠に入れる仕事を仰せつかった。 (はい、もう文句は言いません。でも、さっきまでの重労働はなんだったの?働きます、働きます。時間が来るまで喜んで。) もう、リハビリ気分だった。 気配り癖がついていた私は、5人でその作業をやるだけでは申し訳ないので、一人で忙しそうな隣の人の出来上がり分を、運ぶ仕事も手伝った。 と、そこに先生と呼ばれる人が・・・。 「あなたさぁ、使えそうだから頼むんだけど、アレンジしたことある?」 「はい、4年間勉強しました。」(アメリカでプロから教わっていた) 「ちょうどいい、こっちいらしゃい。」 と、私だけ拉致・・・。みんなバイバイ。またあとでね。 よく見ていたわけではないので、背中の後ろでやっているアレンジを見ていなかったけど、なんと最初の人はオアシスの真ん中にカーネーションを挿すだけ。 次の人はスプレーバラ。 その次の人はデンファレ。 そのあとにオアシスが見えないように、スターチス。 さらに、最後の人がその根元をアイビーの葉で埋める。 こうして1つの小さいカップに入ったアレンジが出来上がる。 私はスターチスの係りに・・・。 「やってみて。」と言われ、やってみせたら「いいんじゃない?じゃあその調子で頼むわね。」と・・・。 そうだよ。私が最初にパートに申し込んだときに、「花の加工作業」って言葉に誘われたんだった。 でも、流れ作業でアレンジするとは言いがたい。 いやいや、文句を言ったらバチが当たるぞ。 これよこれ、花に関わるパート、私の希望の仕事。 手を動かしながら話を聞いてみると(ここでは、話しながらやる余裕があるのだ) ここで作業をしている人は、私が3日限定のパートに申し込んだのと違い、4月29日のゴールデンウィークの初めからやっている人。 しかも、初日から頼んでおいて好きな日に休みを取っていたというのだ。 そういうことか。 私も初日から1日おきに来るようにしておけば、楽な仕事にありつけお休みも取れたわけだ。 と、納得。(来年やるときには、この手で行こう) そこからは、楽チン、楽チン。 お昼も食べて、友達と「あんな世界もあったのね。」と苦笑。 午後からもスターチスを入れる作業に没頭。 ここでは楽なので時間が経つのが早い。 あっという間に終了。 「残業、頼める人はサインしてください。」と言う声。 (なんじゃそりゃ?) 「今日の残業と、明日の仕事も頼めないかしら?」と先生。 「いえ、子供が待っているのでこのまま失礼します。明日も用事がありますので、申し訳ありません。」とお断り・・・。 「じゃあ、事務所で登録しておいて。次に忙しいときに(多分お盆)、求人掛ける前に電話するから。」と言われた。 そのことを事務所で言うと「登録制ではないんですけれどねぇ。」と言いながら、住所・名前・電話番号を聞かれた。 結局、週1では仕事はもらえなかった。 (まぁ、いいか) そして、最後にサプライズ。 「今日で仕事が終わった人はこちらに来てください。」と呼ばれ行ってみたら、午前中まで発送作業をしていたカリフォルニア・ローズ一鉢プレゼント ギフト用なので品質はすごくいい。普通買ったら1500円というところだろう。 バラ好きの私。様々なバラを育てているけれど、ピンクは初めて。 嬉しい 最後は好きな仕事にめぐり合え(ってほどの仕事でもないけど)、バラまで貰え昨日まで言っていた愚痴がどこへやら??? みんな笑顔で「またどこかでねぇ~♪」と、帰宅。 そんなこんなで疲れと汚れで泣きそうだった2日間と、 嬉しくて辛いことなど忘れてしまう最後の1日でした。 私のパート挑戦はこれでおしまいです。 (また機会があれば・・・) 自信がついて、また1歩外の世界に出られたことは確かだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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