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2005年12月23日
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彫刻家木村五郎の足跡をたどる調査は10年以上前から続けている。彫刻家が熱心に農民美術の講師を買って出たこと、大島に来て3回教えたこともわかった。農民美術運動は農民の冬の副業に、と考えられたが、大島ではちょうど常春の観光地として注目され始めた頃で、大島観光の土産品として「あんこ人形製作」が講習会で伝授された。大島の調査は何時でも出来ると思って、まず発祥の地である長野県上田を訪ね、山本鼎記念館や青木村の資料館などで多くの木片人形をみた。上田は木彫人形より工芸品が盛んだったが「農民美術家アライ工芸」では先代が農民美術講習会の受講生だったこともあって、古くからの資料や木片人形に関心があり1999年には「農民美術いま、むかし」4回シリーズで企画展をやられている。先代は大島へ旅行で見えたこともあり、自宅には来島記念のスタンプ帖が残っていた。しかしこれから農民美術運動の全貌解明を、という時に急逝されてしまい、近くなった大島と上田の距離はまた元通りになってしまった。一日が過ぎる毎に大事な資料や記憶が消え去っている現実を発祥の地はどう考えどうするべきだと思っているのだろうか。私は「農民美術運動の全貌を知るために全国に広がった農民美術生産組合の活動と生産された作品と製品の調査」を発祥の地の誇りと使命感を持って早急にはじめてもらいたい、そう思うのです。
長野県農民美術連合会が平成11年に農民美術発祥80周年記念誌を発行している。その中に「山本鼎記念館には木片人形を研究している人が多く訪れている、日本の郷土玩具という観点からとらえ土産人形に与えた影響を研究している人、立体彫刻ととらえて研究している人もいる」そう書かれている。もし農民美術運動提唱者の名前をつけている記念館がその気になれば所蔵の資料や活用できるデーターも多い訳だから、やろうとすれば大きな成果が期待できる。もう4年も上田には行ってないので、新しい動きがあるのかないのか知らないが、特に耳に入っては来ていないので大きな動きはないのだろう。
私は多くの先輩達の優れた作品の真似をしながら何か見えてくるものがあるのではないか、そう頭の中で思ってきたので、来年から木片人形を始めて見るつもりでいる。もし長野県や上田市や山本鼎記念館がその気になればまた長野との距離が近くなる。






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最終更新日  2005年12月23日 17時58分03秒
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