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カテゴリ:大島を描いた画家や文人
伊豆大島の存在を画壇に知らしめた名作「南風(第1回文展最高賞受賞)」(神戸新聞写真)は和田三造の初期の作品。八丈島へ行く郵便船が時化に遇って乗り合せた若き画学生の和田三造は大島に漂着、それが縁となって作品は生まれた。
船の真中にいる上半身裸のたくましい男は、玄洋社道場の2代目館長だと言われている。帽子を被って手を組み坐っている都会風の青年は誰だろうか、和田三造か。 作品構想の為に和田三造はよく大島の釣船で沖に出た、という。元村(現在の元町)から船は南下して千波崎沖の好漁場へ、そこから見た大島が作品の背景に描かれている。和田三造を海に案内した福蔵丸という漁船の船長の60歳くらいの時の写真がある。作品が描かれた明治40年頃の漁師は32才、案内した漁師を都会の青年に見立てたとは言えないだろうか、顔が似ていると思うのだが(写真)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月15日 13時13分05秒
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