私の工房（資料館併設）では「あんこ人形」を取り扱っている。
昭和の初期に「農民美術運動」から生み出された人形なのだが、今から１０年ほどまえに大島にライターさんが見えて「木彫り人形と農民美術運動」という一文を「芸術新潮」に載せられた。

農民美術ってなに、と言葉さえ浸透していないことに興味を持たれていろいろ聞かれて答えたことを覚えている。
つい最近このイラストレーターの原田治さんが亡くなられたという記事を見つけた、イラストレーターだったということは初めて知った。

去年だったかこういうコラムを本にまとめる作業をしている、そういう連絡を出版社の方からお聞きしたのので楽しみにしていたのだが、果たして発刊までたどり着けたのだろうか。