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カテゴリ:ABA(応用行動分析)の取り組み
なんだってことがわかりましたよ…ホント。
誰が?って?リューリューがです。笑。 実は昨日付けでアップしていたABAセラピー、ここ2~3日問題行動でセラピストとともに原因を考えていたんですが… スケジュール的に無理させすぎているか… 時間がかかりすぎているか… ABAの療育自体、少しカットするべきか… 悶々… だけどね… リューリュー、今日のセラピー… 大乗りでした♪ どうしたかというと基本ですよね… いくつか要因はあったのですが、一番は、できた課題は最小限で切り上げるってことですかね。そして素早く強化。当たり前のことなんですが… ただ、今回のように、ちょっと前日までのセラピーの印象が良くない場合特になんですが。 思い切って、正解を出したら、1トライアルでもおしまいにして強化。 するとですね~ リューリューが、その評価に対して、すぐさま パアアア~~~ッと感じ取り、 そして、 ワーイやった~ってな顔つきになったようで。笑。 それでかなり課題に対するモチベーションが変わったようです。 正解になると、先生がすぐ評価してくれる。ダラダラやらされない。ということがかなり極端にわかったようで、 前日までできなかった4枚カードのストーリーを言うのも4枚全部言ったりとか。 2セッションン目のKさんのセラピーのときは、それもスピーディーに並べたそうです。 驚いたのがやってもいない教えてもいないこともできてしまったとか…機能のところで、「時間をみるときに使うもの」で「時計」をきちんと選んだそうです。 いわゆる、DTTでの、 「時計は時間をみるときに使うもの。 時間をみるときに使うものは時計」というトライアルはしていません。 やっているのは 「今、何時何分?」という課題のみです。 だけど、リューリューはこの課題を通して、時間をきかれたらこういうものの数字をみるのだな、ということを実感したんだと思います。 それでも、実際みているのはデジタル時計ですし、形も四角です。 選ぶべきカードは、丸時計でアナログです。 これがつながっていることがすごい。 それが今日のチャレンジ課題のようなことにも生きてきたんだと思います。 階下で聞いていたり、様子をみたりしましたが、とにかく、できたらすぐ切り上げる、という手法がよほど印象深く響いたんでしょう。明らかにセッションに対するテンションが高かったです。高すぎるくらいでした。(笑) フロアータイムでも本当にキャッキャッと喜ぶほどの精神的なゆとりもでき、とても楽しく過ごしている感じがしました。 もう楽しくて楽しくて仕方ないってな感じで笑っていましたね… こんなに楽しくて明日から大丈夫か??と変な心配をしてしまうほど。笑。 ここんところ学校が始まってから、一番といっていいくらいテンションの高い楽しそうなセラピーでした。 聞いている私もとても幸せな気持ちになりました。親としても、ここんところ事件で凹んでいたりもしたもので、ものすごい強化子を頂きました。 『ああ、リューリューはABAが嫌になっているわけでも、先生が嫌いでも、時間がたくさんできついわけでもないんだ。セラピーが面白くなかったんだ。大人がやりかたを少し変えて、リューリューのがんばりを小まめに早い段階で何回でも評価してあげることが必要だったんだ。』 今日のセラピーはプレイタイムも素晴らしく、積極的にかかわり、また言語の表出も次から次へと素晴らしかったようです。 私が一度も聞いたことがないマンドもでたそうです。 ぐるぐる回しをしてやったら、「反対からも~」って。 リューリューも毎日、こんな感じでいけないかもしれません。疲れている日や乗り気じゃない日、イライラしている日もあるでしょう。 その反対に体力・気力ともに絶好調の日もあるでしょう。 そこらへんの子供の顔色をみて、その日、どういう課題内容だったら、どういう試行だったら、子供を評価してあげられるか考えることが大事なんだと思います。 リューリューがきっついな~と感じているような日は、課題のハードルを少しさげてメンテナンス課題や復習課題、得意課題で固め、最初からすぐに強化できるセラピーでスタートさせ、勢いをつける。 リューリューが絶好調でイケイケだったら、少し不得意なものにチャレンジしてみる。けれど失敗させないようプロンプトに注意。プロンプト付きで正解しても不正解よりはモチベーションが下がらない。 大事なのは、失敗させないことと、できるだけたくさんの褒める機会を作るということです。 セラピーが学校という大きな課題を終えてから行うことから、セラピストとすると質の高いセラピーをつくりあげることは、去年度より格段に難しくなっているはずなんですが、課題を勧めることに集中するが故、楽しくすることが漫然となってしまい、今までの流れでなんとなくやってしまうだけのセラピーになってしまう。 リューリューにとっては今までより自分の立場が大変になっただけに、 つまらないやりたくないセラピーになってしまいます。 問題行動は、リューリューからのつまらない、やりたくないぞ。という抗議のサインだったのですね… 今回のことは、そのことに尽きると思います。 ABAは楽しいんだ。ということを私とセラピストたちに思い出させてくれた試練だったのかもしれません。 どうしても、課題の内容や進度に気をとられてしまいがちですが、今日のセラピーをみていると、それよりも一日一時間いかにリューリューが笑顔で楽しくやれるかに知恵をしぼるほうが結果、課題も進むということがよくわかりました。 楽しければ、子供は問題を起こすこともなく、学習自体にやる気もわいてくるのだと目の前でみせてくれました。 今、私は公文でスーリンのいる時間だけアシスタントをしているのですが、健常児のお子さんたちも全く同じです。 褒める回数が多ければ多いほど、やることが早くなる、集中する… リューリューも全く同じ。 子供は大人に「君はできる!すごいぞ!」「がんばってとりくんでいる、えらいぞ!」って常に評価されたがっているんですね。 大人がそのことを感じとってあげなきゃいけないんですね… セラピストさんたちもここ2~3日、リューリューの様子に凹んだり、このままでいいのか、無理してやらせているのでは…と悩んだことだと思います。 私も何か原因か悩みました。 療育の時間をカットして休ませたり遊ばせたりしたほうがいいのかとも思いましたし。 そして、三人でいろんなことを話しているうちにいろんなことを思い出し、試したところうまくいったのです。 それは、ABAの基本だったにすぎません。 ABAは楽しいんです。 だから、無理ということはない。 だから、きついということはない。 リューリューがまるで幼子のようにキャッキャッと強化子に喜び、遊びに喜び、勢い持って課題に取り組んでいる様子をみて、 つくづく、やりようというものは常に、子供の立場をみて流動的にしていかないと…と思いました。 これから先もまたつまづくことはあるかもしれませんが、今回のことを教訓に、基礎や基本というものに立ち戻りながら、楽しいセラピーを心がけたいと思います。 セラピストYさん、Kさん、これからもよろしくお願いしますね~!!! 問題が生じたときは、学習することに魅力がないということ。それを決して忘れず、リューリューの笑顔あふれるセラピーを心がけたいですね♪ 結構それをすぐ忘れちゃうんですけどね…苦笑。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.10 23:16:00
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