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裏庭のおしゃべり

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2019.06.15
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カテゴリ:映画・俳優



未明からの大荒れ天気も、夕方には陽がさしてきましたが
なんだか肌寒いですね。


本日、東北北部が
例年通りに梅雨入りしたらしい。


でも、福岡などはいまだ梅雨入りならず。。


北から梅雨入りするという概念がなかったので
なんだか妙な気分です。



雨



本日も溜めていたエンタ記事をアップします。

先月、ふらっと劇場鑑賞した映画ですが

うーん、これもマイナー系なのでしょうか。


ビデオ



「芳華」







中国、文革末期


軍傘下の文工団にダンサーとして入団した
農村出身のシャオピンは


馴染めない環境でいじめを受け
唯一、支えてくれたのは


皆が認める模範兵のリウ・フォンだけだったが
フォンには想い人がいた。





しかし


ある事件がきっかけで
フォンは文工団を去り戦地へ赴任することとなる。





その後、文工団の団員達も
戦争(中越戦争)によって戦地慰問や救護の仕事に赴き



やがて
文工団の解散や避けられない時代の変化によって
それぞれが岐路に立ち人生を選択することに。






詳しくはこちら

下矢印


HP





冒頭のダンスの練習風景が美しかったですスマイル


これは青春群像劇ですね。


国に関わらず、歴史の変革、激動期、戦争など
青春期に経験した人々には
普遍性のあるテーマではないでしょうか。



改革革命、社会の激変、自己犠牲、思想管理、全体主義
貧困、不平等。。そして初恋。


かつての日本もまた、苦しく過酷だった世界で
短い青春さえ謳歌できなかった若者たちは多かったはず。


でも

その制限された時間や世界で
どんなに苦しく辛い局面にあっても


荒く弾けるような彼らの若さは
瑞々しく、とても眩しく輝いていて美しい。

生き抜いていくパワーも心地よい。


時代や環境は違うけれど
少しノスタルジックな気分にもなり

10代の頃
醜悪だ、みっともないと感じていたことさえ
今では、なんだか愛おしく感じる。




人は変わる。


それぞれの人生のさなかで不変はありえない。


そして

それが普通なのだと思っている。


多くの人間は
年齢と共に自己や社会性を少しずつ更新しつつ

社会と上手く折り合い
守るべきものを守って妥協点を探りながら生きていく。



この物語でもそう。



美貌を利用して中国を離れるリン


裕福で恵まれた環境ゆえ時代を上手く利用できたシューウェン


目的のためにあっさり信念を切り捨てたティエンチェン


正直で不器用ゆえに貧しく誠実な生活をおくるフォン


そして


長年、そんなフォンを支え続けたシャオピン


リウとシャオピンは

魂の深い所で
ずっと変わらずに不器用なまま生きている。


あの穏やかなラストシーンに至るまで
きっと紆余曲折あったでしょう。


彼らの間には
熱く燃えるようなものはなかったけれど


代わりに何十年もかけて
魂の中心から少しずつお互いを温め続け


心地よい温度を知り共有し合える
唯一無二の存在になったのかもしれない。

そして

シャオピンは一番大切なものを守り通したのでしょう。






さて


フォンとシャオピンの関係はあまり描かれていないけれど


だからこそ
シャオピンの一途さが際立ったのか。。



ご覧になった方はいかがでしたでしょうか。






あ、そうそう


フォンを演じたのはホワォン・シュエン



ご存じない方でも

映画「空海」の白楽天の人、といえばわかりやすいかも。

下矢印






ビデオ



そして


お待ちしておりましたわ~ こちらの予告編

先日、アップされましたね。



チャン・イーモウ監督の大作・・・

なのですが。。。


資金は潤沢、映像や衣装、撮影は素晴らしそうだけど


一番気になるのは脚本なんです。


個人的には昔の作品の方が好きなので
中身で勝負できる作品だったらいいなと期待しますが。。


と言いつつ
多分、観に行くとは思いますが^^






大陸で超有名な夫婦共演ですね。


そういう話題性も大作には必要なのでしょう。













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Last updated  2019.06.15 18:34:31
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