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Nov 16, 2008
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カテゴリ:2008:10-12
言葉は時に何の拘束力もなく

ただ、流れていく音楽のように

そこに一瞬だけ存在する。

それは何も救わず、何も落とさず

消えてゆくだけだ。空気の中に、記憶の外で



だが時に、言葉は明確な意思と力を持って

僕らに影響してくる。

それは驚くほど力強く、他を助け

突き落とし、気まぐれに人生を変えてゆく。

心にいつまでも色づいて消えやしない。



そしてぼんやりと、暗闇もしくは歌のない風景の中で

思考というものにぶち当たった時、それは必要不可欠なものであることを実感する。

おそらく、言葉なしに思考は存在せず、だと。


そうであるなら、言葉や思考を差し引いてみれば

物質が他の物質の干渉を受けた時のみ運動を起こすように

喜びも苦しみもそういった運動の一つでしかないのだろう。




例えばそういった単純な運動とは無関係の、思案や疑惑や嘘なんていう

手の込んだことにはすべて、言葉が関わっているんだと気付いて

なぜ、言葉を持ってしまったのかと

苦しくなったりして



その一方で、孤独を救ってくれるのはいつだって言葉なのかもしれない

歌もトークもメールもすべて言葉がなければ存在しない

そうしたらいやだなって笑って

そんな時は言葉をかけがえのないとか

愛おしいとまで思うのに



だけどやっぱり、なんだかフクザツで




何度でも、わけわからなくなるんだ。





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Last updated  Nov 16, 2008 10:41:54 AM
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