はさみこまれるよう

日常の風景は

感情を伴って色を鮮やかにする



目を灼いた光

赤い残像をまぶたに落とす。



灰色の雲は白く燃えて消え


青く光る空を透かした




道行く人々は冬模様。



描き出される空気は冷たく

濃淡を一定にしない雲が空を覆う。

温かなパイに目を細めて

飢餓感を満たしてる

流し込んだモカがぴりりと苦さを残してく

心の中駆け抜ける音符たちと

一緒になって温める

しんしんと心身を



そんな言葉遊びを笑って

僕は音もなく立ち上がる。



冬が冬がやってくるから


準備をしなきゃと立ち上がる。