谷中の愛玉子
例の病気のおかげで(笑)、前から気になっていた、ここのお店に出撃することに致しました。おそらく、日本で唯一であろう、現存する愛玉子(おーぎょーちぃ)の専門店。その店は東京・谷中(※住所は上野桜木)にある。日曜日の昼下がり、日暮里駅の南口という、陸橋の上のかなりマニアックな出口を出て左へ。ゲルマ温泉の看板のかかった、実にレトロな趣の旅館の横を通り過ぎて、道なりに左へ。谷中霊園の中を突っ切っていく。夏でもここは涼しげだ。「40年前ぐらいにタイムスリップしたか」と思うような建物など、江戸情緒を楽しみながら歩いていき、突き当たりの少し車通りの多い道を左に折れ、少し歩くと左手にお店が見えてくる。↑カメラのストラップが写っちゃった(-_-;)店の名は「愛玉子」そのまんまである。。。ここの店、驚異的ロングランを続ける「こち亀」にも、登場したことがある。両さんが、お土産用のを購入して、お店のおばちゃんから「ちゃんと冷やして食べるんだよ」と言われているシーンを覚えている人は、かなりの「こち亀」通だ。#ちなみに、うちの実家にも全巻ある。。。実は、その頃(もう十数年以上前だ)から気になっていた店なのである。店構えは、町の昔ながらの大衆食堂のようなイメージの店。のれんは出ているが、ぴしゃりと締まった横開きの戸。ショーケースは古びていて、本当に営業しているのか?というほど、活気が伝わってこない。休みか?と思ったが、多分そういう店なんだろうと思って、戸を開けると小さな声で「いらっしゃい」と言うおじいさんが1人とお客さんが3人。どうやら営業中らしい(^_^;)店内は、かなりレトロ。しかし、昔はこれはモダンの最先端だったのではないか。こんなボックスシートもある。4名卓が3つ?に、ボックスシート2つの小規模なお店です。一応、愛玉子のいわれも書いてある。拡大。新高山というのは、今の玉山(ユイサン)のことです。カロリーは米と同じぐらいって…(-_-;)さて、注文。メニューには、来店した著名人の写真が。オーギョーチ400円がベースで、これにアイスをつけたチーアイスや、カキ氷をつけたチー氷、ワインに入れたチーワインなど、普通の店ではまず見かけない、かなりマニアックな商品構成である(^_^;)一応、喫茶なので、アイスコーヒーとかもある。冷やして食べろ、と両さんには言っていたようだが、どうやらここは冷えて出てこないとの噂だったので、チー氷あんみつを注文。水が出てきた。汲み置きで、カウンターに並べていた所から取ってきたもの。ぬるい(-_-;)暑いんで湯冷ましみたいになっています。室温と一緒。氷なんか絶対に入っていません。…でも、いいんです、ここはそういう店です。カキ氷はおじいさんが、昔ながらのカキ氷機(縁日でよくあるやつ)を使って、削ってます。なんか、いいなあ、こういうの。谷中の街並みに合ってる。さて、チー氷あんみつが出てきました。じゃーん。下に、愛玉子があって、その上にあんみつ、一番上が氷です。シンプルです。さて、食べてみましょう。上は、普通の氷あんみつですが、さて愛玉子と一緒に食べるとどうか…んー。。。愛玉子のクラッシュ(粒)1つ1つの大きさが大きいので、上手く混じりません。とはいえ、独特の食感がしっかり愛玉子です。この前、食べたゲル化剤をぶち込んだやつとは、ちょっと違います(失礼)ただ、美味いか?と言われたら、そもそも愛玉子は味がないものなので…ものすごい期待をして来ると、肩透かしを食らうかな。。。ただ、この雰囲気を楽しむということを考えたら、谷中という土地の魅力もあって、バランスがとれると思います。今でも魅力的な建物がある、谷中を散策するついでに、立ち寄るというのが、#味だけに興味がある人はちょっと難しい。。。バーミヤンの愛玉子のほうが、遥かにコストパフォーマンスが高いです。↑谷中の建物私ですか?多分、また行くと思います。理屈じゃないんですが、何となく。根津や谷中あたりの雰囲気が良いので、その辺をふらついて、愛玉子っていうイメージがついちゃうんですよね~。そうだ、この辺にはanomaさんというところもあったか!上野動物園や国立博物館からも近いので、近くへ行かれたら、試してみてはいかがでしょうか。ちなみに、お土産も買ってきて食べてみました。やはり粒が大きいので、シロップと混ぜるのが大変です。氷を入れてシロップをキンキンに冷たくし、粒を崩しながら、食べるのがオススメです。愛玉子住所:東京都台東区上野桜木2-11-8電話:03-3821-5375営業時間:10:00~18:00 定休日:不定休 ↑なんか、食べ歩きブログっぽいですね(笑)このあと、中国茶を飲みに行きました♪続きは、また明日。