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カテゴリ:読書、映画、ドラマ
図書館で借りた本を読みました。
普通のOLがトリップしたらどうなる、こうなる (レジーナブックス) [ 雨宮茉莉 ] 普通のOLがトリップしたらどうなる、こうなる(2) (レジーナブックス) [ 雨宮茉莉 ] 作者は《前世の記憶のせいで、なかなか結婚できません》の方です。 図書館の本棚に一緒に並んでいたので借りました。 1度面白いと思った作者さんの作品は、だいたい面白いだろうと思って読みます。 主人公の綾子は日本で普通のOLとして働いていましたが、ある日異世界トリップします。 だいたいはトリップ先でも「自動翻訳」機能が働いて言葉が通じるのですが、今作は通じないパターンです。 森で倒れていたところを宿屋の主人に助けられ、用心のために名字の「世良」しか名乗らずにいたら、発音しにくかったからか「セイラ」という名と思われ、そのままに。 宿屋で衣食住を世話になり、言葉を覚えて一年、住み込みで働かないかと打診され、宿屋の看板娘に。 国内の内乱に隣国が支援を申し出たことで、セイラの運命が大きく動きます。 …借りた本で最初に読んだのがこれだったので、詳しい内容を覚えていない+まだ読み終わってない本がある+先週の水曜から家族が次々にウィルス性胃腸炎にかかり、看病でバタバタして家事がおざなりになっているので、あらすじはざっくりと。 セイラは宿屋の客に何度か「ピアスをあげようか」と言われ断っています。 のちのパートナーになるメルさんにも言われ、もらうことを約束しますが、この国?世界?ではピアスが指輪の代わりのようで、ピアスをあげようとする=プロポーズする、ということでした。 …何も考えずに受け取っていたらと思うと、怖すぎる!(^^; 私はピアスホールが開いていないので、結婚できませんね。涙 メルさんの発言、行動的に軍関係者とは思っていましたが、まさかの大物。 この手の話は散々読んできたはずなのに、見破れずぎゃふんと言わされました。 メルさんに見初められたことで、舞台は村の宿屋から王城へと移ります。 妃を持たずにいた王の変化に周囲は敏感に反応し、愛娼候補が早速現れ、女の戦いが勃発します。 それと並行して、計算能力を評価され臨時宰相補佐官として財務官に講義を行います。 セイラは飲み物に毒を混入され、10日寝込むも回復。 その後殺し屋に狙われますがなんとか脱出、しかし助けに行ったメルさんが溺れ、現代仕込みの心肺蘇生法でなんとか命を繋ぎ止めます。 この必死の行動の際、婚約者と名乗ったためその扱いとなり、心肺蘇生でヒビの入った骨が治ってから、二人は結ばれます。 宿屋のある国の王女と名乗ることになったり、暗殺未遂事件の黒幕を見破ったり、判例をすべて読み返し、妥当な判決を望んだり。 そして、結婚式、戴冠式へ…。 義務教育が当然でない時代…文化背景の国では、今私たちの身についている知識や技能は、かけがえのない財産なんだなぁと、しみじみしました。 誰もができることだから、すごいとは思えなくても。 性別や生まれで左右されることがないというのは幸せですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.02.17 14:08:28
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