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テーマ:ヨーロッパ旅行(4174)
カテゴリ:★海外旅行記★彡
1月24日 前半の日記のつづき・・・
ヘルダー教会から出てきてから、もう一度、ドイツ人の友人に電話をしてみた。 そしたら、「会社に来ない?」とのこと。 なので、行ってみた! 彼女は、地方ラジオ局に勤めていて、ワイマールの街の観光案内ガイド人としても働いている人。もともと、旧東ドイツ時代にベルリンの演劇学校で学んだ人でキャラも独特で個性的。もう40代後半とのことだけど、とても若々しい。 私は留学中、ひょんなことで、彼女が受けたかったミュージカルの配役の歌のオーディションの伴奏を頼まれたことで知り合い、それからずっと可愛がってもらっていた。 時代の流れとともに(おそらく彼女の世代が最も壁の崩壊によって失ったものが多いのではないだろうか)、彼女が役者として生きていく夢は残念ながら断念せざる得なくなってしまったみたいだけども、なんとか生活しているらしい。 その彼女の会社。そう、ラジオ局。 ヘルダー教会の脇にある建物の一部だったが。。。 扉を開けると、彼女はパソコンの前で電話中だった。入り口にいた彼女の同僚に聞いたら、入っていいよ!とのことだったので、私は会社の中に入って静かに電話が終るのを待った。 そして、彼女の電話が終わって感動の再会!!だった。 けれども仕事がまだ少し残っているので、もうちょっと待っててとのことだった。 私は彼女の仕事ぶりを見ながら会社にいた。 途中、メールソフトの使い方が分からない質問に何故か私が手伝ってあげて・・・。 彼女のパソコン力は、どう見てもぎこちなかった。笑 どうやら彼女の仕事は、ワイマール関連の文化人?達に取材のアポをとって、そして、インタビューをするらしい。 日曜日朝に、彼女の放送枠があって、ネットで日本でも彼女のラジオ放送を聞くことができると教わった。 仕事を終えた彼女と私は、ワイマール国立劇場の方に歩いた。 (前に立っているのがゲーテとシラーの像。ここで、1919年にワイマール憲法が制定された) 歩いていると、彼女に声を掛ける人が多い。 どうやら田舎だから、彼女は街のみんなと顔見知りらしい。 劇場前のテアターカフェに入った。 カフェの店員さんともとても仲良しだった様子。 最近の私の近況やら彼女の近況などを語り、さらに話は何故か、日本の 埋葬の仕方におよび、、、 ドイツ語力がない私にとって、とんでもなく難しい質問に答えるハメに。 日本は火葬だと、どっかで聞いたらしい彼女にとって、とても興味があったようで・・・。 ドイツでも少しずつ火葬をする人が増えてきているらしいのだが・・・。 土葬の場合、最近は、場所がないので、前の故人と同じ場所を掘り起こし、その上に重ねて埋葬していくんだそうで・・・。 は~、難しい会話だ。 ドイツ滞在3日目にして、ここで自分の会話力のなさ、言いたい事の言えないもどかしさに少々凹む。 ただ旅してショッピングしたり、たわいもない会話では困らないのだけども、こういう話になると・・・。涙 そんなで、この日は、夜8時頃までドイツ語しか話さず過ごしたから あまりに必死こいていたので、頭の中は、すっかりドイツ語。 アウグスブルクの日本人のお友達が電話を掛けてきてくれても、思わずドイツ語を発する始末。 ああ、こうやって、留学初期の頃、ドイツ語学んだんだなぁ~って懐かしく思った。 人間、こうやって、そういう環境に置かれて必死に生きないと学べないのだと。 ただただ日本でドイツ語学校に週2回通っているのとでは、全然違うのだ。 8時頃になって、アウグスブルクのお友達が無事にワイマールに到着! ドイツ人の彼女は、この日は会社のイベントのパーティに出席だということだったので、お別れ。 アウグスブルクのお友達は、私の今回の旅に合わせてお仕事を休んで、慣れない運転で、はるばるワイマールまでやって来てくれた。 アウトバーンで大丈夫なのかと、すっごく心配だったのだけども。事故もなく無事に着いて一安心。途中、迷ったらしく、4時間以上かかったらしいが、、、お疲れ様~!!って感じ。 車から荷物を降ろし、ペンションの駐車場に。 ペンションの駐車場は、ペンションとは随分離れていて、こんなのあり~?って感じだったのだけど。 そして、2人で、さっきのドイツ人の彼女が教えてくれた、ワイマールで美味しい評判のお店に夕食を食べに出掛けた。 そこは、9年前にはなかったトルコ料理屋。 ドイツは、トルコ人がとても多く労働者として住んでいるので、トルコ関係のお店が充実しているのだけども、旧東ドイツだったワイマールには、そんなに当時はなかった。 そして、訪れたトルコ料理屋さんは、シラー通りからちょっと曲がった小道に面してあって、わりと大きなお店だった。お客さんでいっぱいで雰囲気もいい感じ!! 一番奥の席に座って、私達は、ビールと料理を注文。 ナスのペースト、オリーブとチーズのペースト(ディップ)、それからシシケバブ! 出てきたトルコのパンも文句なく美味しかった!! 注文してから、一緒に居たお友達が、遠く離れた席に座っているアジア人らしき人達の中に「知り合いじゃん!」と誰かを見付けたらしく、声を掛けに行った。 そして、1人の女の子を連れて席に戻ってきた! 「ayaちゃん!!」と。 彼女は、私も知っている女の子だった~。 でも、9年前とはガラリとイメージ変わって痩せて、スタイルのいい洗練された感じの素敵な女性になっていて、全然分からなくなっていた。 ビックリの感動の再会劇!! ワイマールには、知っている人はほとんど住んでいないと思っていたから 余計に嬉しい。 彼女は、コレペティとして学校に残って活躍していて、ついにワイマール歴10年目を今年迎えるのだとかで。 もう、ほんまにワイマーラーだ! 何分間かお話して、お食事終ったらどっかに飲みに繰り出そう!となった。 そして、何分かしたら今度は、ドイツ人の女の子が、私達の席にやってきた。 「ハロー!!」なんと、その子は、アウグスブルクのお友達の知り合いなんだとかで。 しかも、バイエルンで知り合った子なんだそうで~。 そっちはそっちで、またもや感動の再会劇!! さすが、ワイマール!! 田舎だけあって、街に繰り出せば誰かに会う! ほんとに狭い。 それから暫くして、なんだかトルコ料理屋の中では、何やら始まった。 照明が暗くなり、エキゾチックな音楽が流れ始め・・・。 セクシーな衣装を身に纏った女性が登場!(おそらく、あれはトルコ人でなくドイツ人だったが) そして、ダンスをし始める。ベリーダンスのパフォーマンス?? いきなり、火が出てきて、それを口に入れて消したり、生きているヘビまで登場したり、別の男性が砕いたガラス瓶の破片の上に寝そべり、女性ダンサーがその男性の体の上を歩いたり。 あまりに予想外なすごいショーが始まったので、びっくり。 どうやら、彼女達のパフォーマンスは、特定のお客様向けだったらしく、 その人達のいる席の方だけ向いてやっていたのだけども。 日本で言うところの芸者だったのだろうか?! それにしてもすごかったなぁ~。貴重な体験。 トルコ料理を満喫して、離れた席に座っていた日本人ワイマーラーグループ3名(他の2人の男の子は建築の留学生)と一緒に別の居酒屋に移動。そこにさらにバイエルン出身のドイツ人の女の子とその子の彼氏らしいスペイン人の男の子と私達含めて7名が集結。 強いアルコールのお酒をジャンジャン飲みながら、(この日だけはよく飲んだ気がする)9年分のワイマールのブランクを埋めるかのように色々なお話を聞かせてもらって、深夜遅くまで楽しんだ。 やっぱりワイマールはいい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 3, 2008 03:04:39 PM
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