2022/09/18 ノコギリクワガタ
作業中に、ふと若い山栗の木を見てみたら、なんとメスのノコギリクワガタが若い幹に噛り付いて樹液を吸っていた。当然のようにオスのノコギリクワガタが上に載って交尾しようとしていた。 さて、①栗の木でクワガタが樹液を吸っていたのを見たのははじめてである。②まだ若い青い山栗の木にメスのクワガタが傷をつけて樹液を吸っていることに驚いた。今までは、クヌギなどにカミキリムシの幼虫が入り込み羽化して出てきた穴から樹液が出てくるのをカブトムシやクワガタが吸いに来るものと思っていた。 クワガタのメスの顎は、朽ち木などに卵を産むために穴をあけるためにあるのだと思っていたが、この様に能動的に木に傷をつけて樹液を出すことに使っていることに驚いたのである。もしかすると専門家はとっくにこのことを知っていたのであろうか。 あるいは、たまたま他の昆虫がこの木の幹に傷をつけて、そこから樹液が出ていたのを敏感にキャッチしたのであろうか…。実はもう一組上の枝にも同じようなペアがいたのである。う~ん、私は前者の能動的にメスが傷をつけたと思いたいのだが…。<2022/10/10追加> 後で調べたら、山栗にもクワガタやカブトムシがやってくることが判明した。ただ、どうやって樹液を出すのかまでは分からなかった。webのQ&Aではボクトウガの幼虫が潜り込んで罠を仕掛けると書いてあるが、この写真のように到底ボクトウガの幼虫があけた穴とは思えない。やはりクワガタの♀がかじるのかなぁ。