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2021年01月24日
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テーマ:ニュース(99717)
カテゴリ:ニュース
社会正義を実現する道が閉ざされたかのような日本社会の行く末を憂慮する投書が、9日の東京新聞に掲載された;


 「桜を見る会」前日の夕食会の費用補填(ほてん)問題は、安倍前首相の政治団体の代表を務めた公設秘書を略式起訴しただけで「一件落着」の様相です。

 安倍氏がほっと胸をなでおろしているのか、ほくそ笑んでいるのか分かりません。昨年12月25日、衆参両院の議院運営委員会では「道義的責任を痛感している」と陳謝しましたが、そんな面持ちには見えませんでした。

 夕食会の会計処理については「私が知らない中で行われていた」と言い、責任をすべて秘書に負わせています。良心のかけらも感じることはできません。こうなることは予期していたものの、暗澹たる気持ちになりました。

 問題の核心は、桜を見る会という公的行事が、安倍氏の地元支持者の饗応(きょうおう)の場へと私物化されたことです。それを政治資金収支報告書の記載問題に矮小(わいしょう)化して終わらせてはならないと思います。森友学園、加計学園、そして桜を見る会という醜聞への捜査が尽くされないまま安倍氏は次期衆院選に立候補しようとしています。

 政治家に反省と更生を求めても無駄だとすれば、国民は司法に期待するしかありません。しかし、検察は安倍氏側の言い分を追認しただけでした。検察の信頼も地に落ちたと言うべきです。

 社会正義を実現する道が閉ざされたとき、社会がどのような道をたどるのか。実例は世界中にいやというほどあります。それでも私は司法に一縷(いちる)の望みをつないでいます。報道機関も政治家の悪事を追及する強い意志を持たなければなりません。日本社会の劣化につながる重大な問題だからです。


2021年1月9日 東京新聞朝刊 11版 5ページ 「ミラー-安倍氏の追及を続けよ」から引用

 安倍氏は史上最長の首相在任期間中に、これまた数えきれないほどの閣僚の不祥事が発覚し、何十回「責任を痛感」をしたことか。しかも、その「痛感した責任」をただの一度も取ったことがないという、これもまた史上まれに見る珍事でしたが、最後のとどめが公設秘書の「略式起訴」で終わりというのは、あまりにも中途半端ですから、ここはやはり「最後の締め」として本人が責任をとって議員辞職する、これが花道というものではないでしょうか。





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最終更新日  2021年01月24日 01時00分06秒
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