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2024/03/17
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★忘備忘却録/きょうの過去帳・狂
☆ 今や読者層に於いて少年より青年や中年が多数派だったりする『少年マガジン』『少年サンデー』が創刊する(1959年)。 ☆ アサヒビールが麦芽をケチった辛口のビールを売り始め、日本のビールの流れを変え始める(1987年)。 ☆ 巨人真理教が、長らく使われていた神殿に代わり全天候型の新しい神殿を完成(1988年)。更なる全国民への洗脳布教を図るも、この頃からその教勢に翳りが出てくる。理由は簡単明白、教主・監督の体質。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年03月17日 

ロシア人はなぜプーチンを支持するのか?
           元商社マンが見たプーチン誕生後のロシア社会見聞録(上)
 =後節=​

=Wedge_Online 【古希バックパッカー海外放浪記】 2024年3月10日 高野凌( 古希バックパッカー)


コンサートのクライマックスで聴衆が挙って退場
 2002年の秋、モスクワ市内のチャイコフスキー記念音楽院(コンセルバ―トリア)大ホールのコンサート。チャイコフスキー音楽コンクールの舞台でもありスクリャービン、ラフマニノフ、リヒテルなどロシアを代表する音楽家を生み出した歴史を感じさせる音楽堂である。

 当日は若手指揮者が地元の楽団を指揮するため入場料が安く日本円換算1000円くらいであった。聴衆は8割くらいの入り。

 コンサートの後半のクライマックスに入った瞬間であった。突然数人の観客が一斉に立ち上がり無遠慮に靴音を立てて退席した。それが合図のように三々五々と観客が退席し始め場内は騒然となった。舞台上の指揮者とオーケストラは粛々と演奏を続けていたが、残った聴衆は収容人数の2割程度であった。演奏後の拍手はまばらで、アンコールもなくコンサートは終了。

 聴衆が非礼な態度でなぜ退席したのか。プログラムで確認すると、多くの聴衆が拒絶したのはフィンランドの国民的作曲家シベリウスの代表作『交響詩フィンランディア』であった。20世紀初頭帝政ロシアの領土となっていたフィンランド民衆を独立に向けて鼓舞したのが『交響詩フィンランディア』なのだ。ソ連邦崩壊後の混乱の中で自信喪失していたロシア民衆にとり反ロシアを象徴する楽曲に我慢ならなかったのだろう。

ロシアにとり隣国フィンランドとは?
 フィンランドでは日露戦争後に日本の勝利に触発されて独立運動が盛んになったがロシアの支配は続いた。第一次世界大戦の戦後処理の結果ようやくフィンランドは独立したが、第二次世界大戦が始まるとソ連軍に侵略され領土を奪われた。独ソ戦が始まるとフィンランドはナチスドイツに同盟してソ連と戦った。

 第二次大戦後、ソ連はフィンランドに多額の賠償を課したが、フィンランドは戦後復興を遂げ、1952年にはヘルシンキオリンピックを開催。その後フィンランドはソ連邦及び東欧諸国への工業製品輸出により経済成長を続け、ソ連邦崩壊後は1995年にEUに加盟して世界トップレベルの豊かな国に変貌した。

イラスト:露人社会-5
フィンランドの中年男性に群がるロシア人女性
 フィンランドは2002年当時のロシア庶民からすれば面白くない隣国であろう。当時のサンクトペテルブルクで忘れられない光景がある。夕刻ホテルのロビーで新聞を読んでいたら盛んに妙齢のロシア女性に声を掛けられた。ロビーを見渡すとそれらしき女性がロビーのあちこちで客探しをしていた。

 ホテルのマネージャー氏に聞くと、「週末になるとフェリーや車で大挙してフィンランド紳士が泊りがけでロシア人女性を目当てにサンクトペテルブルクに遊びに来るのです」と苦々しく語った。

 おそらくロシア人としては、フィンランドがナチスドイツに加担した仇敵なのに、ソ連邦崩壊後の困窮のなかで経済格差を見せつけられて面白くない隣国なのだった。それがコンサートでの中途退場の背景なのだったのだ。

ロシア人女性の出稼ぎ、日本でのお仕事は?
 サンクトペテルブルグのホテルのマネージャーの話で思い出したのが出張の往路で乗った東京発モスクワ行きのアエロフロートの隣席のロシア人女性。明るいブロンズ美人の彼女は日本での仕事を終えてシベリアの故郷に戻るところだった。

 仕事を聞くとダンサーと答えたので「バレーのダンサー?」と聞くと大笑いして「裸のダンス」とカタコトの日本語で答えた。ヌードダンサーだったのだ。

 半年ほど静岡、愛知、三重、岐阜あたりのロシアン・クラブや温泉地のホテルなどを巡って稼いできたという。沢山稼ぐためにアフターで酔客のオジサンに付き合うこともあったようだ。
モスクワに着くと両手いっぱいに機内持ち込み手荷物を抱えた。家電製品・衣類・医薬品等など全てシベリアの家族から頼まれたお土産だった。
以上 (下)に続く
・・・・・・・・明日に続く・・・・・



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2024/03/17 05:10:05 AM
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