2010年夏!ソムリエ田崎真也さんと行くフランスワインツアーその28
毎度どーもです。静岡市、葵区紺屋町のワインバー・ボナペティです。昨年の、夏の旅行記のカキコが全然途中なので、ここらで1つ頑張ってみます。続くか分からんけど。2010年8月25日(水)、「ボルドーワインツアー」の第1日目です。刺すような日差しの中、車で向かう先は、ボルドー市から約30分の場所にあるグラーブ地区、ぺサック・レオニャン郊外の、ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(Domaine de Chevalier )です。グラーヴ格付け「特選(Cru Classe)」のシャトーですねー。えー、私事で大変恐縮ですが、スッゴイ昔、今から20年以上前に、パリのとある酒屋でボルドーの赤ワインを買おうとしたところ、「有名なのはメドックですけど、 美味しさとお値段でお奨めなのはコチラです」と、見せてくれたのがこの「ドメーヌ・ド・シュヴァリエ」でした。結局その時は買わなかったんですけどねー。でも、その時以来のファン?になっております。(笑)立派な建物ですねー。で、名物ディレクターであるエダンジュさんが迎えてくれます。実際にワイン作りに携わっている人なので、説明は詳しくて的確、そしてとっても情熱的です。炎天下のブドウ畑で、熱く熱く語り続けるエダンジュさんです。おかげで体感温度は3割り増しです。くらくら・・・有り難いんですけど、出来れば、ホドホドでお願い致します。エダンジュさん。で、「ドメーヌ・ド・シュヴァリエ」のブドウ畑は、赤ワイン用のブドウ畑が「35ha」、白ワイン用が「4.5ha」で、その大部分がシャトー周辺にあり、ゆるやかに波打ったように傾斜しています。植えられているブドウは、赤ワイン用の畑には65%のカベルネ・ソーヴィニヨン、30%のメルロー、2.5%のカベルネ・フランに2.5%のプティ・ヴェルド。白ワイン用の畑には70%のソーヴィニヨン・ブランと30%のセミヨンといった構成だそうです。んで、植樹密度は「10,000本」と、この地域の平均が6,500本であるのに対し、かなり多めになっているそうです。これは、密に樹を植えることによりブドウを競争させ、地中深く根を伸ばさせることが目的だそうです。畑の土壌は、粘土と砂利が混じった層があり、表土には砂利と黒色の砂が混じっていて、区画によってバリエーションが違うため、区画ごとにワインの品質に差が出るので、細かく区画を分けて、醸造する必要があるのだそうです。たわわに実っていますねー。で、ドメーヌはこのように、周りを森で囲まれています。ドメーヌ・ド・シュバリエでは、(ていうか、こうした有名ドメーヌの多くがそうなのですが)自然派農法が随分と進められていて、この森の木も、外部の害虫や病気から畑を守るのに一役買っているそうです。しかーし、森のおかげで風が通りにくく、非常に霜が降りやすいというデメリットもあるそうです。いわば両刃の剣なんですねー。なので、対策として暖房焚いたり、ヘリを飛ばしたりしているそうです。やることがずいぶんハデです。「いいワインを造るためには、いいブドウが必要なんだよ。 そのいいブドウを造るには、 いいテロワールと人間の努力しかないんだ。」が、エダンジュさんの口癖だそうです。言葉そのままの、大変な努力をしていることが伺えますねー。で、おまけ画像。「犬は友達!犬は家族!!」ワイナリーには、なぜか必ずお犬様が。(笑)で、やっと、畑の見学が終わり、涼しい醸造所の中の見学と試飲です。ソレラについてはまた今度ってことで。それでは、また。ワインバー・ボナペティ静岡市葵区紺屋町6-4 柴田ビル2Ftel 054-221-8863営業時間 pm5:00~pm11:30(ラストオーダー 11:00)日曜定休店内全席完全禁煙 1グループ4名様まで(小さなお店です。強い香水等はご遠慮下さい。)