この神奈川県のはずれは海も近いし空気がいい。東京にくらべるとアスファルトの照り返しもないし、しのぎやすいはずだが夏はどこも同じ暑い。
昔の夏を取り戻すべく、エアコンを切って午前中をすごしてみた。家の中でどこがいちばん涼しいか、猫のごとく移動して居場所をさがす。階段に腰掛けて読書。
ああ、こんな風に暑い夏休み、長大編を読んだなーと感慨に浸る。麦茶を飲むとすぐ汗になる。本の中の文字も溶けそう。
そうだ!と南部鉄の風鈴を探し出して吊るす。今日は風が少しあり、すこし鳴っている。今は海風だがもうじき山の方から吹いてくるだろう。
夜の献立をうつらうつらしながら考える。
枝豆をゆで、なすの揚げ煮を作ろう。大根、きゅうり、人参のコールスローをつくって、氷で冷やそう。そしてカマスのフライ。もちろん、冷えたビールを添えて。
お風呂も洗って準備OK.さあこれから畑の水遣りで一汗かこう。
と、夕方まではエアコンなしで何とか過ごせそうである。
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