テーマ:人生について(170)
カテゴリ:読書2024
しばらくご無沙汰だったが、こんなことが頭を占めている…。
先日、渋谷区のバラバラ死体遺棄事件で、妻が夫を殺したのではないかと逮捕された。 すっかり同じではないが桐野夏生の小説「OUT」を思い起し慄然としたのだが…。 また同じ渋谷区の歯科医一家の兄が妹を殺し、バラバラにした事件。 殺した理由のひとつに「人間を否定された」という、似たような誘因が報道されている。 「人間の否定」これは何にでも使える魔法の説明ではないかと思った。 わかりそうでわからない言葉だ。 殺人にまで到ってしまう異常事態はともかく、 精神的な病気やいじめ、引きこもりなどの誘因の一つの説明にもよくいわれる。 「人間の否定」そんなに簡単に否定してしまえるものだろうか? 相性が悪いということから誤解がうまれ、 単に嫌いとか否やといわれたことが、その人の中で増幅してしまうのだろうか。 私がされたことあるのだろうか?してしまったことがあるのだろうか? 私の場合、夫婦の間、親子関係、きょうだい関係、親戚関係、友人関係、ご近所関係。 このたび、深く考えさせられてしまった。 人間は個性があり、育った環境があって、長所もあれば短所もあり、 一人では生きていけないし、 協調性が無ければスムースに関係が結べないのだ。 人間同士は否定しあってばかりいないで、 根気良い話し合いが必要不可欠な、 そうしなければ誤解多い関係だと思う。 事件が起こると、センセーショナルに報道されてしまうのもわかるが、 冷静に客観的に、解明に近い答えを知りたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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