2014年5月の山・・・札幌岳
5月20日 晴れ 8:16 スタート 車は1台あり記帳では1時間前に登ったようだ。毎年のように訪れる山でもあるけれど7年前の残雪季に広い山頂稜線がゲレンデのようで振り返った素晴らしい景観が忘れられずやって来た。30分ほどで林道を横断して強くなる日差しを浴びながら何度も沢を渡り残雪踏んで夏道に従順なコース。エゾエンゴサクやエゾノリュウキンカが咲き目を楽しませせてくれる。(↑)9:18 冷水小屋が見えた小屋手前の小沢はスノーブリッジがガッチリしている。6月なら轟々と雪解け水が流れびびる程なのに。出来れば小屋の後ろから冬コースを取れたら楽しいかもと思っていたが時期遅し。静まり返った小屋を通過して胸突き坂を淡々と登って行く。此の辺りからしばし乾いた登山道歩き。(↑)10:03 景観がいい倒木の大きな根が一枚岩のように立っていた。お陰で無為根山がすっかりあらわになって撮影ポイントになっている。隣の尾根は冬コースだが雪が点々と斜面に見えるだけでもう繋がらない。(↑)10:26 雪渓歩きになり振り返る トラバースしながらも景観を堪能できる芽吹き前の特典を堪能した後はフラットな樹林の始まり。奥には視界一杯に本峰の大きな尾根が横たわる。樹林は深くなる一方で先行者は時々、迷走気味。ヒグマの糞もドサッ。(↑)10:43 マイ・テープを付けながら進む此処までお世話になった先行者のトレースを離れる事にした。そのトレースは何とか山頂稜線を夏道に近いコース取りしていそう。自分的に此処は雪庇も消えていたし山頂直下に向かってトラバースして行く事に。(↑)10:56 樹林帯を抜け出して振り返るテープが尽きたので予備を出し下山で登山道が出ている地点を見失わないようにヒラヒラと下げて来た。稜線に乗ると景観が素晴らしい。やっぱり此の時期に来て良かったと一人ご満悦。山頂手前は登山道が出ている筈だが勘を頼りに稜線のダケカンバ林に突入したら古いテープに出会う。おぉ~ピッタンコ!やがて先行ソロさんのトレースにも合流したら山頂入り口の登山道に入った。(↑)11:07 山頂に着いた雪の解けた登山道をしばし歩くといきなり野鳥の声がする山頂に。先行者のソロ男性は開口一番「道に迷いました」私も此の山で残雪季の笹薮で道を見失いそうになった事があるのでそんな話をしてそれぞれの癒しタイム。(↑)11:14 縦走路に降りて空沼岳への夏道は荒れたので通行不可になったから残念。札幌岳の山頂は雪庇が落ちかかり遠くには真っ白な余市岳。(↑)11:16 羊蹄山とアンヌプリその手前には喜茂別岳・並河岳・中岳・無為根山。展望に恵まれたが東方向は見えずなかった。暑い日だが山頂は風が冷たい。(↑)11:29 昼寝の景観恵庭岳・空沼岳・徳舜ホロホロ・・・風を避けて軽食。傍には大きな4角形の大岩があったので横になると暖かい。目を閉じるとそよ風が顔をなでて通り、野鳥の囀りが心地良い。そして必死に練習する音痴なウグイスが入り笑ってしまう。その内ソロ男性が2人やって来た。本日は4名様の札幌岳ですでに2名下山した。11:52下山にする。マイトレースは後続者のお陰ですっかり道になりテープを回収しながらウラウラと下った。(↑)13:38 エゾノリュウキンカ沢には鮮やかな花が群落。夕食のおかずに手でポキポキと登山者の目を楽します事も無さそうな箇所をゲット。続いてはユキザサの群落。これも夕食のおかずで別名(食事名)アズキナ。じっくりと時間を掛けて摘んで来た。エゾノリュウキンカも調理する時はヤチブキと言いながら油炒め(笑) (↑)五輪草(↑)フクロウ(↑)主の落し物(↑)ミドリニリンソウルイヨウショウマ・サンカヨウ・エゾエンゴサク・アオミノエンレイソウ・サイハイランの葉。ニリンソウの群落が何処までも続くと終点。14:48 下山 ザックにも手にも山菜。 登山者が途中から山菜採りの人になってしまった暑い日。 夕食は又もや山菜で仙人料理。 ヤチブキの油炒めは千切りニンジンやさつま揚げでビールのつま。 アズキナのおひたしは甘くて絶品、鰹節たっぷり掛けて。