あ の 人 が
目 を 丸 め る 戦 友 の 皆 川 氏
グアム島生残りの1人、皆川文蔵さん(51)
東京都練馬区富士見台2の5の10、
東映関東支社プリント課予告係=は25日午前3時すぎ、
新聞社からの電話で横井庄一さん(56)の生存を知った。
「 横井さん? あの名古屋の洋服屋をやっていた、
あの横井さん? 本当か・・・ 」
あまりの突然なニュースに、皆川さんは目をまるくした。
驚いて次の言葉が出ない。
うっそうと熱帯の木々が茂るジャングル。
米軍、そして島民の目をのがれてジャングルの
なかをさまよう。
米軍のゴミ捨場から盗んだ布をぬい合わせて
テントをつくり、ヤドカリのようにテントを
かついで移動した皆川さん。
「 横井さんとは1ヶ月くらい一緒に生活した 。
みんな同じところに長くとどまっていると、
すぐ島民に見つかってしまうのではないか、
としばらく一緒に生活しては、また離れ離れに
なって生活した 」と皆川さん。
皆川さんは20歳のとき、徴兵で軍隊にはいり、
横井さんも召集で同じ隊にはいったという。
「 横井 」と聞いて皆川さんは「 名古屋の人で
洋服をぬう人 」と思い出した。
以 下 省 略
上記、記述は、1972年( 昭和47 )1月、
新聞に掲載されたものです。
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最終更新日
2022年03月12日 17時12分58秒
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