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カテゴリ:歴 史
ヴェネツィアのあるイタリア北東部にも、『ロミオとジュリエット』で有名なVerona(ヴェローナ)の円形闘技場、Ravenna(ラヴェンナ)のモザイク画のように間近に見られるものや、空からの写真で見えてくる、ローマ時代の均一な長方形の土地区画のようなものまでたくさんあります。 「ヴェネツィア」の語源となったVenetia(ヴェネティア)は、紀元前のローマ帝国の一地方だったことは判っているのですが、ラグーナに作られたこのヴェネツィアの街の起源については、解釈が二つに分かれています。まず、多数派の、「4、5世紀のゴート族、フン族、ロンゴバルト族等の侵入により、ヴェネト地方の住民がラグーナ(沼沢地)の島々へ移住したのがはじまり。」という説。 次に少数派の、「ローマ帝国時代にはすでに、ラグーナの島々に文化的にも発達した街が存在していた。」という説。 多数意見が、今ではほぼ公式見解となっていて、地元ヴェネツィアの小学校で「ヴェネツィアの歴史」を学ぶときにも教えられるのは残念ながら、前者の説です。(その2につづく) (写真は、Veronaにあるローマ時代の円形闘技場。夏の野外オペラが有名です。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/02/06 05:10:33 PM
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