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Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年12月17日
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カテゴリ:絶対存在論
神の存否-262
 人間身体および人間身体が刺激されるのを常とするい外部の物体といえば、先ず思いつくのは、古より我々人間が日 常生活 に おい て最も接触する機会の多い万 物の 根 源とす る四元素「水・空気・火・土」の四つでしょう。「水・空気・火・土」それぞれが地球上に生命の発生を齎した訳ですが、その後は空気や火及び土を要しないで活動する生命もあり続けます。然し乍ら、生命段階が複雑化するに連れ、四元素のうち
「水・空気・土」を必須とする植物や、「水・空気・火・土」須らく必要とする人類の叡智が生じます。中でも中心元素である「水」は、当然に人間身体に影響が大です。
 定理三九 人間身体および人間身体が刺激されるのを常とするいくつかの外部の物体に共通でかつ特有であるもの、そして等しくこれら各物体の部分の中にも全体の中にも在るもの、そうしたものの観念もまた精神の中において妥当であるであろう。
 証明 Aが人間身体およびいくつかの外部の物体に共通でかつ特有であるもの、等しく人間身体の中にもこれらの外部の物体の中にも在るもの、そして最後に等しくこれら外部の各物体の部分の中にも全体の中にも在るもの、としよう。そうすればA自身については、神が人間身体の観念を有する限りにおいても、また神が前述の外部の諸物体の観念を有する限りにおいても、神の中に妥当な観念が在るであろう(この部の定理七の系により)。いま人間身体が、外部の物体から、外部の物体と共通に有するところのものによって、すなわちAによって刺激されると仮定しよう。そうすればこの刺激〔変状〕の観念はAという特質を含むであろう(この部の定理一六により)。またそれゆえに(再びこの部の定理七の系により)この刺激〔変状〕の観念は、Aという特質を含む限りにおいて、神の中で妥当であるであろう〜〜神が人間身体の観念に変状した限りにおいて、言いかえれば(この部の定理一三により)神が人間精神の本性を構成する限りにおいて。したがってまた(この部の定理一一の系により)この観念は人間精神の中でも妥当である。Q・E・D・
 系 この帰結として、身体が他の物体と共通のものをより多く有するに従ってその精神は多くのものを妥当に知覚する能力をそれだけ多く有することになる。
 定理三九の証明の例「A」に、古代ギリシャの哲学者で哲学の祖とされるギリシャ七賢人の一人で万物の根源(アルケー)を「水」と考え、存在する全てのものがそれから生成し、それへと消滅していくものだと考えた哲学の祖タレス(Thalēs/BC624年頃 - BC546年頃)を鑑み「A」を「水」に置き換えれば多少は理解の助けとなります。



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最終更新日  2021年12月17日 06時02分06秒
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