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2024年05月06日
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カテゴリ:映画
桜坂劇場で「無名」'23。オープニングに数社のロゴが出てくる大陸製のスパイサスペンス。だから、トニー・レオンもしっかり普通話セリフを喋る。かつては、余り話せない故に「非情城市」で聾唖者の役だったくらいなのに(以下、ネタバレあり)。

日中戦争から第二次大戦終結までの間の、中国共産党、日本軍、そして、傀儡の汪兆銘政権のスパイたちの暗躍を描く。しかし、時系列があちこち飛ぶ作りで、「オッペンハイマー」かいというツッコミを入れたくなる。レオンらは普通話で話し、部下のワン・イーボーは日本語も話す。会合では日本軍のスパイの渡部も、ひたすら日本語で話し、それで会話が成立するというのは、ちょっと香港映画みたいな作りでもある。

森博之扮する渡部は準主役的役どころだ。ステロタイプの日本軍人ではなく、東條英機と対立した石原莞爾の派を自称。日本の英米への宣戦布告を無謀なものと見なす賢明さもある。この森という人、面構えはいいけれど、日本語のセリフ回しも決してうまいとは言えず、本来なら普通話を話せる日本人俳優を起用しそうなところだけど、なぜ敢えてこの人を起用したのかは不明だ。日本兵が出てくる場面もあるが、これまでの反日映画等での不自然さに較べれば、演技や描き方にしても、だいぶマシな方かも知れない。

でも、そこは大陸資本の映画、結局は、正しきは共産党という流れなのだ。つまるところ、レオンは二重スパイで共産党に内通。特別出演程度なのかと思えたジョウ・シュンは同志であり妻なのであった。だから、その夫を演じていた元共産党員で、汪兆銘政権側に寝返るホアン・レイを殺す。しかし、裏切り者である上司を渡部の指令を受けたレオンの部下ワン・イーボーが襲う。かなりの死闘を繰り広げる二人だが、結末を知ると、あのバトルは何だったのかって話にはなる。

そのワン・イーボーは、かつての恋人を同僚で親友のエリック・ワンに殺される。ワン曰く、彼女は共産党員だから殺したということだが、実はイーボーも二重スパイで共産党員で・・・とくると、レオンと戦う必要ないじゃんって話になるでしょ。戦後の刑務所で、解放されたレオンが、戦犯として収監されていく渡部とイーボーに飛びかかろうとするのは演技?渡部を欺くためってことか。刑務所内でイーボーが渡部を殺して任務完了ということか。しかし、最後にイーボーが渡部に言った日本語セリフ、何て言ってたの?あれ、重要でしょうに。

戦後は、レオンもジョウ・シュンもイーボーも香港にいる。イーボーは、ワンの両親が営む食堂に顔を出して上海語で礼を言うが、両親たちは息子を殺したのがイーボーであることを知らない・・・という結末。エンディングで流れる甲高い歌声はイーボーのものだそう、どちらかというと歌手みたいだね。

雰囲気や撮影、語り口は悪くないし、日本人の描き方にも工夫はあるけれど、何せ、結局は、共産党様!で終わってるので、今日日の大陸の映画以上でも以下でもないよなあってところ。レオンもよく出たなってか、出ざるを得ないのだろうかな。久々に観たジョウ・シュンの存在感が、やや小さめなのも気になってしまった・・・





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最終更新日  2024年05月09日 09時15分36秒
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