このシリーズはある意味講談社の先に紹介している「ゲゲゲの鬼太郎 少年マガジン/オリジナル版」に慣れているものには厳しいですw といっても全9巻の中公文庫も酷似した構成ですが。 しかしながら、無論長所もあるわけで簡単にまとめてみますと、、、
長所→
1.メインは2回目の連載となる昭和61年くらいからのマガジンからの初出が殆どですが、漫画サンデー・週刊実話・変則的なところでは月刊少年ポピー(雪姫ちゃん編のみ)からと非常に幅広い。勿論の事ですが、講談社版との被りは時代的に一切無し。
2.鬼太郎シリーズの中ではコスパは優れている方。 ページ数の割には価格は良心的w
3.「鬼太郎の地獄めぐり」「ねずみ男とゲゲゲの鬼太郎」「雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎」「ゲゲゲの森の鬼太郎」「天界のゲゲゲの鬼太郎」とページの関係上全てがまとまったわけではありませんが、テーマ別になっているところは面白い構成。
短所→
1.貸本時代の「墓場の鬼太郎」→ボンボン版くらいの絵のタッチの差はないが、ともかくアシスタント中心と思われる作品もある為、同じ巻でも絵のばらつきが見られる。
2.一応、テーマはまとまっているものの流石にオムニバス形式の度合いが強く、天界編・雪姫編などは続き物になっているが、それ以外は強引に話を集めた感が強い。 付随して誕生編・完結編が無かったりするのが該当すると思いますが、中途半端感は否めない。。。 「雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎」等は打ち切りや雑誌自体が休刊になったのか、その後の雪姫ちゃんの消息が。。。 結局、鬼太郎の妹という設定なのに伏線が全くスポイルw
3.同じマガジンからの掲載でも時系列を全く無視しているので、キャラ的に「あれ?」と思わず感じてしまうことがある。 特にシーサー。 一時的に鬼太郎ファミリーに加わっていたために違和感が個人的には払拭出来ない。
※楽天ブックスのリンクでは画像がありませんでしたので、自己所有版を参考のため写真掲載しましたが、内容は変わらず表紙・裏表紙は2バージョンあると思います。 新しい版は「怪」マークが付いているものだと思います。 尚、在庫は2012年現在重版は繰り返され、在庫の余力はある感じです。
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