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さて、さっそくですがお出汁、とりまっせ。
まずは材料が必要です。 出先で、鰹節(1980円)、鰹節削り器(6800円)、昆布(日高昆布 399円)を調達。 昆布は、本当は真昆布を使うと上品なお味になるそうです。 とっても大きい。しかも、高い。 今回は、鰹節と削り器で散在してしまったので、昆布は徳用の日高昆布をスーパーで買いましたん。いずれ、いい昆布でも試してみますね。 で、まずは鰹節さんの下ごしらえです。 ・全体を、かわいたたわしでこすって、まわりについているカビなどを落とす。 ・湿ったふきんでは拭いてはいけません。 ・やわらかくするために、網の上などで軽くあぶります。 ・鰹節に残っている血合いの部分は、苦味につながるので、あぶってやわらかくなったところで、小刀で削って落とします。 この、小刀で削るのが大変! 到底女子どもの力でできる作業ではない! と見限って、「とりあえず形だけやってみました」というところで中止。 まあ、家庭用ですから、多少苦味が出てもいいでしょう。 これを削るよー! こりゃもう、息子ちゃんの仕事だね。 かんなのように、刃をトンカチで押し出して使うよっていう説明書を見て、張り切ってトンカチまで持ってきたよ。で、トントンと。 がりがり、がりがりと削っては、引き出しを開けて確かめる。 そういえば、私が子ども時代も、おばあちゃんちでこれ、させられていたなあ。昔は大切な子どもの仕事だったような気がするな。 そんなもんが家に一つ増えたというだけで、なんか楽しいかも。 削ったら、あとは昆布さんです。 硬く絞ったふきんで、表面をざっと拭いて。 昆布さんは40g、鰹節は60g必要でっせ。 これでおだしは1,8リットル取れるそうですわ。 まず昆布を2リットルの水へ。 お鍋を火にかけます。 この2リットルの水が、10分で沸騰するように火加減を調整する。 10分! この火加減は「自分で何度も試してみるしかないでー」。 土鍋でごはんを炊くときもそうですよね。 ぢっとお鍋と時計を見ながら、火と付き合うひととき。 なかなかいいですねえ。 で、10分でふつふつと沸騰したら、昆布はさっと上げちゃいます。 すぐ上げる。 放置しておくと、昆布のえぐみが出てしまいあかん、と。 昆布を上げたお出汁は、ほんのりお茶の色に色づいていいにおい。 これは、必ず沸騰させるそうです。 がーっと吹き上がるまで沸騰。 ここで、コップ半分くらいの水を差し水して がーっと沸騰が すっと収まったところに鰹節をだーっと入れます。 だーっと。 しばらく待っていると、そこから湧き上がるように沸騰しはじめます。 ここで火を止める。 すぐ、止める。 決して沸騰させてはあかんです。 で、ちょっくら鍋の中を覗いていると、鰹節が舞い上がったものが、鍋肌からくるくると対流して、中心に集まり始める。 そうしたら、すぐにネルかガーゼの布をかけたざるで、静かに漉します。 これも、タイミングが肝心。 漉すのはゆっくり、ゆっくりと。決してがーっとあけないのがコツだそうです。 で、できたのがこれ。 味見をしてびっくりだす。 うまー! 激うまです。 昆布が、激安日高昆布で、これですわ。 びっくりしました。 これは一番だしといわれるもの。 お吸い物や、うどんの地(お出汁のことは”地”というそうです)などによい。 残った昆布と鰹節を煮出して、二番だしも作ります。 残ったのはこんなにたくさんの昆布ちゃんたちなので もったいない。 お水を1,8リットルぐらい足して、沸騰させたら弱火にして、3分の2ぐらいの量になるまで煮詰めます。 途中、追いがつおと言って、かつおぶしを足すことで香りを立たせます。 これでできるのが二番だし。 味をしっかりつける煮物などに向いています。 とりあえず、今日の夕食にお吸い物として500ccほど使って、残りはこんな風にガラスポットに入れて冷蔵庫にしまいました。 ふぅ。 時間にして、最初の下ごしらえから、2番出しを取り終わるまで40分ぐらいかな。毎日のおうち仕事には向かないけれど、おいしいお出汁が欲しい! というときに、このくらいの作業。 元気があるときには辛くないかも、と思う武蔵野婦人でした。 いやはや、うまい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年04月18日 12時21分25秒
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