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テーマ:映画館で観た映画(8464)
カテゴリ:洋画(さ行)
原題: THE BOY IN THE STRIPED PYJAMAS 監督 : マーク・ハーマン 出演 : エイサ・バターフィールド 、 ジャック・スキャンロン 、 デヴィッド・シューリス 、 ヴェラ・ファーミガ 、 アンバー・ビーティ 、 リチャード・ジョンソン 、 シーラ・ハンコック 鑑賞劇場 : 恵比寿ガーデンシネマ 公式サイトはこちら。 <Story> 第二次大戦下のドイツ。 ナチス将校の父の昇進に伴いベルリンを離れ、人里離れた大きな屋敷へ越してきた8歳のブルーノは、寝室の窓から遠くに見える“農場”で働く人々が昼間でも縞模様のパジャマを着ていることを不思議に思っていた。 裏庭へ出ることさえ禁じられ、遊び相手もなく退屈しきっていたが、ある日こっそり抜け出すと“農場”にたどり着く。 フェンスの向こうにはパジャマ姿の同い年の少年シュムエルがいた。 ![]() 縞模様のパジャマの少年 - goo 映画 <感想> ずっと気にはなっていたんですけどなかなか足を運べなくて。 仕事帰りに行ってきました。 夜に映画に行く時は、いつも朝から準備していきます。 朝食昼食夕食まで作ってね。 こういう忙しさってたぶん、hyoutanさんくらいしかわかってもらえないだろうなあ・・・ って思うのよね(笑 やるべきことがある、その制約の中でどうやって時間を作り出すのか。 いつもそれは考えています。 さてこの映画です。 単館公開でずっと満席が続いていたのですが、電話してみたら今日は空きそうだということでちょっと安心しました。 事前情報として友人から聞いていたのは、 「重たい」 「二度と見たくない」 この2つだけです。 ですが、哀しいかな、この2つともが的中してしまいました。
ナチスものですので軽い訳はないのですが、いかんせん、子どもの無邪気さと結果の残酷さが落差があり過ぎます。 子どもって無垢です。 無垢な心を持っている反面、残酷なことも平気でする。 ブルーノが自分を守ろうとした結果、シュムエルにとっては残酷なことになる場面もありました。 それでも無垢なあまり、人を信じてしまうのもまた子どもであり。 信じて、どうにかしてあげたい、その無邪気さが仇となっていきます。 とても古い映画ですが、『禁じられた遊び』っていうのがありました。 大人たちは大義名分のもとに戦争をする、でもそんなこと子どもたちには全く関係ないんですよね。 彼らにとっては全てが興味の対象であり、遊びこそが好奇心を満たすものであり。 冒険心を抑えろなんて、子どもに言ったところで無駄でしかない。 ああ、どうしてそんなことするんだろう・・・。 男の子は特にそうなんです。 悪気がないからこその悲劇でした。 ラスト15分間はもう、まともにスクリーンを見ていられませんでした。 まともには見られないほど哀しいです。 これはフィクションだそうですが、実際にありそうとも思えてきます。 ナチスが物のように扱ったユダヤ人たち。 だけど人は人であるから。 運命のいたずらで、人を絶やすための知恵が自分たちに牙を剥くことだって時にはあるかもしれない。 戦争って何だろう。 いつもこういう映画の後は考えてしまいます。
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私は暫く呆然としてました。
途中でもちろん結末は見えるわけで、解ってないのはスクリーンの中の少年2人だけ。時間を止めたい思いに駆られながらもどんどん進んでいくストーリー。余りの無力感というか、やるせなさで胸が一杯でしたよ。原作者がホロコーストの悲劇を描くのに、こういった手法を使わなくてはならないほど、この問題は大きいと言うことなんでしょう。確かに私ももう一度は観るに耐えないかもしれません。 (2009.09.01 23:39:15)
こんばんは。
何となくそうなんじゃないか・・・? と思いながらも、まさかそうなるとは。 まさに呆然としてしまいます。 いい映画・・・ なのかもしれませんし、観るべきっていうのもわかる、でももう私は観れません。 悲し過ぎました。 (2009.09.01 23:41:59)
おはようございます。行ってこられたのですね。
感想を伺って わたしの決意がまたちょっとぐらついてます(汗) 原作を読んで それだけでもじゅうぶんでした。 でも、やっぱり映画も だからこそ観なきゃいけないと思ってもいたのですが……。 「こんな悲しい話しは読んだことがない。映画は観たくない!」 と言った次男の気持ちもわかるんですよね……。 さてどうする、わたし?! です。 (2009.09.02 08:59:37)
映画は見ていませんが重く辛い気持ちになりました。
子どもが出演する映画で救いがなく辛いお話は、 苦手なので観ない事にします・・・。 話は変わりますが、 早朝から睡眠時間を削ってフル回転で家のことを仕上げて、しかも職場での仕事を終えた後に出かける試写会・・・、 疲れでうっかり眠気が誘われるような駄作は勿論お断り(笑。 出来れば眠気も吹き飛ぶほど元気の出る作品に出会いたいですよね。 心が打ち震えるほど感動したり、胸がつぶれて涙が出るような素晴らしい作品との出会いも勿論貴重な体験ですが、どんなに辛いお話でも最後は希望が見出される展開になってほしいですよね。 でないと、いつまでも映画を引きずって明日に疲れを持ち越してしまいそうな気がする・・・。 そういう意味でもやっぱり試写会は1人よりも2人で参加したほうがいいかも知れませんね。 一緒に笑ったり、一緒に怒ったり・・・、 感想を交換しているうちに心の中の澱も少しは取れる気がします。 (2009.09.02 21:15:52)
こんばんは~
やっと行きました。。。 >感想を伺って わたしの決意がまたちょっとぐらついてます(汗) >原作を読んで それだけでもじゅうぶんでした。 >でも、やっぱり映画も だからこそ観なきゃいけないと思ってもいたのですが……。 映画はやっぱり映像なだけに、ラストはかなりどんより。。。 というか残酷以外の何物でもなかった。 >「こんな悲しい話しは読んだことがない。映画は観たくない!」 ----- うーん。。。 同感です。 いい映画なのかもしれないけど、観るとやっぱり何とも言えない気持ちになってしまいます。 (2009.09.02 21:25:58)
こんばんは~
>原作を読んでの感想は、「え~っ」でした。 >こんなのどう映画化するの? 読まれましたか?? これ、映画観てから原作でもいいのかもしれないです。 >原作通りだとしたら、あまり面白くないと思います。 ----- ナチスなので、面白いということはまずないです。。。 救い、希望、全くないです。。。 (2009.09.02 21:29:00)
こんばんは~
>子どもが出演する映画で救いがなく辛いお話は、 やっぱり辛くなりますよね。 特にこれは男の子なので、観終わると重たい気分になってしまいます。 >早朝から睡眠時間を削ってフル回転で家のことを仕上げて、しかも職場での仕事を終えた後に出かける試写会・・・、 私も大抵試写は仕事帰りに行きます。 そのためには、朝の出勤時刻までに、1日分のことをすべてこなさないといけませんよね。 時間気にしながら分刻みでこなして。。。 こういうことはやっぱり同じ想いの方とじゃないと共有できませんからね。 >どんなに辛いお話でも最後は希望が見出される展開になってほしいですよね。 その方がより、観てよかったと思えますからね。 >でないと、いつまでも映画を引きずって明日に疲れを持ち越してしまいそうな気がする・・・。 実はこの映画がそうです。 ラストの、人が集まっているところなんて、夜中にトイレに起きたら蘇ってきそうでした(涙 >そういう意味でもやっぱり試写会は1人よりも2人で参加したほうがいいかも知れませんね。 >一緒に笑ったり、一緒に怒ったり・・・、 >感想を交換しているうちに心の中の澱も少しは取れる気がします。 ----- 私も大抵試写会は誰かとご一緒してます。 枠があるのでもったいないっていうのもあるんだけど、本当にその映画が観たくて試写に行く訳ですから、何かしら共有できるものがある人と一緒に観ると、映画も楽しいですよね。 またぜひ、何かご一緒しましょう!! (2009.09.02 21:53:34)
こんばんは!
ラスト、母の慟哭の叫びに鳥肌がたちました。 土曜日の最終回に観たのですが、以外に席空いてましたね。 観たくない映画N.O.1ビョークの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に匹敵するくらい後味悪かったです。 (2009.09.02 23:35:39)
roseさん、
これは実際に起こっていたことだけに切ないし悲しいですよねー、、、、。 ラストは想像ついちゃったんだけど あらためてなんだか考えさせられちゃう、、、、。 ん、確かに二度と観たくないな、、、 (2009.09.03 00:04:56)
こんばんは~
>ラスト、母の慟哭の叫びに鳥肌がたちました。 あの様子を見ただけでも、母親っていうのはたぶん子どものことが予測できると思います。 >土曜日の最終回に観たのですが、以外に席空いてましたね。 >観たくない映画N.O.1ビョークの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に匹敵するくらい後味悪かったです。 ----- 私が観たのはファーストデーだったんですけど、結構空席ありましたね。 少し落ち着いてきたのかしら? 後味。。。 悪い部類に入っちゃいますよね、これは。 (2009.09.05 18:56:25)
こんばんは~
>これは実際に起こっていたことだけに フィクションとも聞いていたんですけど、そういうことでもなければ小説もたぶん書けませんよね。 人を滅ぼそうとする知恵は皮肉なものです。 >ラストは想像ついちゃったんだけど >あらためてなんだか考えさせられちゃう、、、、。 >ん、確かに二度と観たくないな、、、 ----- 想像はつくんですが、まさかそういうアプローチで!? って感じでして。 かなり、どよーんと来ました。。。 (2009.09.05 19:31:56)
rose_chocolatさん、こんにちは!
ちゃんとそんな何食分もの食事の用意をしてから出かけるだなんて、すごい!! 主婦・妻の鏡だわ~^^ ところで、この映画、、、確かに悲惨でした・・。どっと疲れちゃったよね・・。 何故かTBが出来なかったみたいなのです。2回トライしたんだけれど、、ごめんなさい。たまにこういうことあるんです・・・。 (2009.09.05 21:44:31)
こんばんは~
コメントありがとう! >ちゃんとそんな何食分もの食事の用意をしてから出かけるだなんて、すごい!! >主婦・妻の鏡だわ~^^ 決して決して主婦の鏡などではなく、自分では悪妻に近いと思ってますが(笑)。 自分が好きなことだをしていたいタイプなので(!)、家族にブーブー文句言われたくないだけなんですよね(笑 心行くまで好きなことをするためのお詫び!? >ところで、この映画、、、確かに悲惨でした・・。どっと疲れちゃったよね・・。 重たかった・・・。 最後の、人が集まっているところなんかは怖かったなあ。 夜中トイレに行けないわw >何故かTBが出来なかったみたいなのです。2回トライしたんだけれど、、ごめんなさい。たまにこういうことあるんです・・・。 ----- すみません! ご迷惑おかけしております~ 禁止ワードには引っかかってないと思うんですけどね・・・? 時々、あるのですよね。。。 また懲りずに!? お越しくださいませ。 (2009.09.05 21:52:30)
彼が有刺鉄線を越えてしまった直後から、結末は分かっていたのですが、まさか・・・と思っていました。
でも、彼を救いたいと思うなら、ユダヤ人はどうなんだ? と問われているような気がして、後からズッシリ来ました。 戦争について知ることは戦争を起こさないために大切だと思いますが、 私もやっぱりこの映画をもう一度見たいとは思わないです。 (2009.09.07 03:05:04)
こんにちは~
>彼が有刺鉄線を越えてしまった直後から、結末は分かっていたのですが、まさか・・・と思っていました。 何となく予測はつくのですが、そこまでするとは。。。 という終わり方でした。 >でも、彼を救いたいと思うなら、ユダヤ人はどうなんだ? >と問われているような気がして、後からズッシリ来ました。 同じ人間同士、ということだと思います。 人が人をせん滅させることはできないことです。 反戦は大事なことなのですが、私ももう1度これはとても観れません。。。 (2009.09.07 05:43:27)
引きずって言った母のほうは、素直に感動でしたが、『闇の子供たち』同様、気分悪くなりました。
反戦がテーマなどという前に、人としてのあり方や品性といった問題だと思いますね。 特殊な時代背景に翻弄されるブルーノ少年の父母や祖父母の姿が印象的。 でも、非常時にはそういう風に人間は追い込まれてしまうものなのでしょうか。これだけ、悲惨な戦争や紛争を繰り返したのですから、歴史に学ぶところがほしいですね。 (2009.09.14 12:05:50)
こちらにもどうも~
気分・・・ よくはないですよね。 でもこれが戦争だと思います。 実際にあの時代を生きた方たちはもっとつらい思いをされたのですから。 語り継いでいくことは大事なことだと思いました。 (2009.09.14 16:39:27)
かなり空いていましたよ^^上映5分前に券を購入して、ラクラク座れました(^_-)-☆
「重たい」「二度とみたくない」同じでした(^_^;) 想像をはるかに超えた結末にラストの10分か 15分は、私も観ていられませんでした(T^T) rose_chocolatさんも男の子二人ですが、うちもそうなので、なおさらキツかった映画でした(T^T) 二度と観られないですよね。。。 (2009.09.21 16:00:18)
こんにちは~
>かなり空いていましたよ^^上映5分前に券を購入して、ラクラク座れました(^_-)-☆ ガーデンシネマって公開第1週は、うわーっと人がくるんで(笑)、少し落ち着いてから行った方が正解ですよね。 >「重たい」「二度とみたくない」同じでした(^_^;) >想像をはるかに超えた結末にラストの10分か >15分は、私も観ていられませんでした(T^T) 現実の戦争は、「見たくない」と言っても見ざるを得ないので、残酷な場面を普段見なくて済んでいるだけ、まだ私たちはマシだと思わないといけないんですけどね。 >rose_chocolatさんも男の子二人ですが、うちもそうなので、なおさらキツかった映画でした(T^T) >二度と観られないですよね。。。 ----- 男の子というよりも、人としてキツかったなあ。 とにかく気の毒とかそういうことを通り越して、もう2度と鑑賞はしないと思います。 (2009.09.22 14:40:11)
rose_chocolatさん、こんにちは。
ほんとにこれは辛く、悲しく、いたたまれなく、胸が痛く・・もうたまらないラストでしたよね。 ラスト15分、私も、既に何が起ろうとしてるのか 予想してしまっていたので、冷静になろう、と わざとどこかで冷めて見ようとしてる自分がいました。 子供のうちは、なんだかんだいってもやはり純粋無垢なんですよね。それが、あのような大人になってしまう・・。教育って本当に人間形成に大切なものなんだなぁって(お姉ちゃんを見てても)思ったし、やはり子供の健全な成長には大人の役割、大人の責任って重大だなぁってつくづく思いました。 (2010.02.08 08:23:01)
こんにちは~
>ラスト15分、私も、既に何が起ろうとしてるのか >予想してしまっていたので、冷静になろう、と >わざとどこかで冷めて見ようとしてる自分がいました。 そうなんですよね。 あああ・・・こうなる、ってわかってしまって、それでもどうにかちゃんとしようと思うんですが、やっぱり鑑賞後はどんよりです。 >やはり子供の健全な成長には大人の役割、大人の責任って重大だなぁってつくづく思いました。 ----- 普通の時には、たぶんもちろんどの親もそう考えると思います。 それを非常時に実践できるかどうかなんでしょうね。 逆らえない運命によって、どうしようもない方向に行った家族のお話でした。 (2010.02.08 10:14:47)
roseさん、こんばんは~♪
本当に辛い作品でした。 何の疑いもなく着替えて・・・ そこから予想はつくのですが、少しの希望を持ちながら観てました。。。 二人にとってドイツ人とユダヤ人というのは関係なく、友達だから・・・純粋にそれだけだった・・・ 観終わってズッシリと重い気持ちになりました。 戦争とは人間を狂わせるんでしょうね。。。 (2010.05.08 00:22:37)
こんにちは~
今でもラストが鮮明に残っちゃってて、思い出すと どよーんとしてきます。 でもね、戦争中は、辛い思いした人たくさんいた訳ですし。。。 ・・・と思うんですけど、それでもこんな目に遭う人は、絶対にいてはいけないですね。 (2010.05.08 17:02:43) |