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カテゴリ:分子模型
生体分子は生物ばかりでなく科学でも取り上げられるようになってきました。
その中でも、ATP アデノシン三リン酸は二つの高エネルギーリン酸結合を使って エネルギー代謝で中核の役割を果たします。 ATP⇄ADP+ENERGY 化学の授業ばかりでなく、生物の授業でも使ってもらおうと思い作っています。 上図はATPの構造式と分子模型です(Wikipediaより)。 かなり複雑な分子で、アデニンと糖のリボースがかなり面倒です。 1回目はアデニンを作ります。 ①C4N2を作る C原子もN原子も7cm球を使います。作り方は2億倍ベンゼンの作り方を参照してください。 置換基入替え磁石付きベンゼンの作り方 Nは青で、Cは黒で塗ります。(最近は室内でもできるのでDAISOの水性アクリル塗料を筆で塗ってます) ②HCN2をつなぐ これは六角形につながった五角形を作るのでかなり面倒です。ベンゼンでは分子模型定規の60mm穴を使いましたが、①の六角形の端を56mmの穴を使ってカットします。写真のようにカットした円の端は接触するようにします。 ここで使う2つのN原子,1つのC原子は7cm球です。 まずN原子。56mmの穴を使いできたカット面の円の端が接触するように切ります。 両面テープで仮付けして、C原子の切り口を見積もります。C原子を56mmの穴で1面切った後、NとNがつくるV字からすかして、2面目の切り口を決めます。 最後にH原子=5cm球を半分にして貼り付けます。 ここまで全原子は、平面になるように貼り付けてください。共役二重結合がアデニン全体に広がっているからです。 ③NH2をつける このN原子は6cm球を使い、アンモニアNH3の作り方を参照してください。 2億倍分子模型の基本:H2O,CO2,NH3,CH4を作る (三角錐の分子ですが、ここも共役しているので平面三角形でもいいかな) これでアデニンができました。勘所があるのですが、いろいろ試してみてください。 2回目は糖のリボースを作ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.08.29 20:59:37
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