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カテゴリ:実験開発
「水溶液の電離平衡」をもう少しで教えることになります。
酢酸のpHや酢酸ナトリウム水溶液のpH、酢酸ー酢酸ナトリウム混合溶液のpHがこの「水溶液の電離平衡」で扱われますが、せっかくですから「酸・塩基;中和滴定曲線」を復習しながら、実験してみようと思いこの実験を企画しました。 実験プリントです。 塩酸・酢酸(約0.1mol/L)を水酸化ナトリウム水溶液(約01.mol/L)で滴定しながらpHをはかり、グラフに表します。 この後、水酸化ナトリウム水溶液0mL,5mL,10mL(中和点)滴下した時のpHを計算で求め、測定したデータと比較します。 この実験のテーマは以下です。 ①中和滴定曲線の復習 ②電離定数を使って、酢酸-水酸化ナトリウム混合液のpHを計算できるようにする 実験の様子の写真です。 スターラーで撹拌しながらpH計でpHを測定記録します。 下のタッパーはスターラーです。電池式、回転数可変で自作。一台733円でした。 小型スターラー回転数可変型を作る→2017/10/17ブログ ビーカーでなくコニカルビーカーにしたのは、pH計を入れると不安定になるからです。 ちょっとビュレット先端が窮屈ですが、途中ビーカーが倒れてしまうことがありません。 滴定始めの頃は1mLずつ、pHが高くなってきたら0.5mLずつ加えます。その指示はプリントを見てください。NaOHaqを20mLまで加えて、pHを記録し続けます。結果は以下です。 NaOHaqを0mL,5mL,10mL加えた混合溶液のpHを理論的に計算し、▲と▪️で打点しています。これは、電離定数を与えて、生徒に計算させます。 2年生の化学実験はこれで最終です。 たくさん実験を企画し、実施してきました。 入試問題を解いている時間に、あえて実験するのは自然科学が向かい合うべきは現象だと信じるからで、向かい合うから面白いと感じてもらえる。勉強する情熱はそこから生まれてくると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.02.15 17:39:13
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