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カテゴリ:鉄道の話
鉄道マン時代の冬を回顧します。
★駅員時代。 配属先の駅が奈良県で一番?寒い駅だったので、 ひと冬で数回、雪かきをした経験があります。 まあお仕事ですし、それだけなら我慢もできた のですが、辛かったのは管轄のトンネル内に発 生したツララの除去作業でした。 長い棒でツララを叩いて落とすという原始的な やり方ですが、落下してくるツララを避けなけ ればならないし(防具はヘルメットだけ)当然、 電車も通るわけで、正に命がけでした。 ※これは昭和の頃のお話で、現在、ツララの除 去作業を駅員がするということはないらしい。 また降雪時、ポイントが凍らないように、下か ら火を使う「通称カンテラ」の燃料の注入作業 も、寒冷地の鉄道マンの必修ですな。 ★車掌時代。 同じ編成でも、新旧の車両によって暖房の効き 具合が違うので、よくお客様からクレームを頂 いたものです。 ちなみに発車の際、強風で帽子を飛ばされ、無 帽のまま乗務して、お客様に笑われた事があり ました。 ★運転士時代。 基本的に運転室は寒い。 しかも、形式によっては杉良太郎もビックリの すきま風が吹きまくる車両も多く・・・ 運転士仲間には新聞紙を細長くして、その部分 に挟んだりして風よけにしたり、直接、ガムテ ープを使用する者(後に連結する時、面倒に) もおりました。 もっとも、あんまり運転室をポッカポカの快適 にすると、眠気が増す?ので、事故防止の観点 からは寒いくらいの方がいいのかも。 冬季には「パンタ上げ」という仕事も。 早朝の4時頃から、車庫の電車のパンタグラフ を上げて、早目に暖房のスイッチを入れるのが 目的です。 ローテーションにより2、3名で、10数本の 列車を受け持つのですが、扉の開閉テスト等も しなければならず、結構な重労働でありました。 まあ今の仕事もですが、冬は苦手です。 ★名古屋けいば開催中! 「大黒社ネット予想」は、ここをクリック。 携帯版は、http://daikokusya.net にアクセスを。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月09日 20時47分25秒
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