京都の生麩専門「半兵衛麸」へ
京都に行ったついでに、生麩専門店「半兵衛麸」さんへランチに行ってきました・・・麩専門なんて、57年生きて来て、人生初です・・・何でまた「麩(ふ)」か・・・?先ず自分独りでは、麩を食べに行こうという発想そのものがありませんし、麩が大好きだという人も聞いた事もありません・・・たまたま、連れて行ってもらっただけです・・・「美味しいので、一辺連れて行ってやろう」と思われたのでしょう・・・京都市内の道路は狭くややこしく、一方通行も多く、何回も迷って、やっとたどり着きました・・・しかも、駐車場もありませんでしたので、コインパークを探して、そこから歩いて行ったのです・・・また、店もちょっとシャレた家やなァ・・・という感じで、言われなければ通り過ぎてしまうほど、分かりにくい場所と店構えです・・・しかし、入ってみて驚きましたねェ・・・満席でした・・・完全予約制で満席、メニューはランチ一種類・・・効率イイですねェ・・・320年の伝統を感じる店内で、ランチがまたトテモ美味しい・・・麩がこれほど美味しいとは、夢にも思いませんでした・・・10年や20年で絶対出せない、正に長年の伝統で培われた「秘伝の味」とでも言うのでしょうか・・・付加価値が高く、顧客満足度も高いはずです・・・たかがランチでも、1000円高くても食べたくなる味です・・・自分が営んでいる「ダントツの日本最安値」を標榜するトランクルーム経営が恥ずかしくなりました・・・60年間織物製造を家業として営んできましたが、この320年継続してきた麩店を見ると、足元にも及ばない「経営哲学」にただ敬服するばかりです・・・本来のビジネスのあり方は、この生麩店の経営のような事を言うのでしょうねェ・・・生麩を食べて、襟元を正してしまいました・・・(笑)今回の経験は、一生忘れないほどショッキングなものでした・・・また、こういう経験をさせて頂いた「人の縁」というモノの大切さをシミジミ感じる次第です・・・人間、独りではヤレル事はたかが知れているという事で、人のとの繋がりによって「生かされている」のだなァと思うのです・・・しかし、たかが「麩」、されど「麩」なんでしょうねェ・・・たかがと思えば、1,2年でギブアップだったかもしれませんが、されどと思ったからこそ、320年も続けられたのでしょう・・・やはり、事実はひとつ、考え方はふたつか・・・この「半兵衛麸」さん、この本店内にこのレストランの他、小売り部門も併設され、百貨店での直営店も多数あり、オンラインショッピングといった外販もやっておられ、どうも製造も本店の奥の方で行っているようで?、正に高利益率の「製造直売」スタイルで320年もの伝統を守ってきたでしょう・・・専門に特化して、値崩れがしない販売方法(直販のみ)と、食品で一番大事な「衛生管理」を直販方式で徹底して、ライバルを寄せ付けない圧倒的なパワーで特定の顧客を完全に囲い込みしているところが尊敬に値します・・・お見事、スゴイの一言です・・・ここもポチッと押してください!ご協力お願いします!にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ