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カテゴリ:イタリア生活
今日はミケランジェロ広場へお散歩に行ってきました。
画像暗いけれど見えますか~? いつ見ても、ハッと息をのむ美しさ。 忙しい生活の中で ついつい行き忘れてしまう 近くて遠いミケランジェロ広場です。 たまにはこの街の美しさを 高台から眺めてみないといけませんね。 今週もまた学校でドルチェ地獄だったDelizia。 ドルチェの先生はベルギー人女性なので イタリアのお菓子ばかりでなく フランスの伝統的なお菓子も教えてくれます。 お菓子とチーズは絶対的にフランス派のDeliziaとしては かなり嬉しいメニューなのですが 1日に5種類以上作って試食となるとかなりキツイものがありました。 ケーキ食べ放題とかに喜んで参加できる方には かなり嬉しいプログラムなのでしょうけれど。 (何度も申し上げますが、Delizia、甘いものは少量しか食べられません。) それでも私を興奮させた一品がございます。 それは、タルト・タタン! バターと砂糖で炒めたリンゴを型に敷き詰めて オーブンで焼くと、カラメル状にバリッと香ばしく焦げつく 大好物のケーキのひとつ。 先生の説明が終わると同時に 自ら挙手して 「コレは私が担当させていただきます!」 とかなり張り切ったDelizia。 「私も~!Deliziaと一緒にタタ・タタ・タン作ります!」 とモレーナ。 何度教えてもタルト・タタンと発音できない...。 フランス語となるとリキんでしまうみたいです。 上にかぶせるパイ生地を手早く混ぜて冷蔵庫で休ませて リンゴを炒めていると、なんとも幸せな甘い香りが漂い始めました。 みんな、吸い寄せられたかのように集まってきました。 こんなにコッテリしたお味のフランス菓子は イタリアでは殆ど見かけません。 背後から 「Delizia、アウアーユー?」 と声を掛けられました。 私は後ろにいたダミアーノの顔を20秒程見つめた後 やっと、彼が 「How are you?」(ハウアーユー?) と英語で話しかけてきたことに気付いて 答える前に失礼ですが笑ってしまいました。 イタリア語ではHを発音しないので Howをアウと発音していたのです。 あぁ、イタリア人、恥ずかしい! イタリア語ではあんなに舌を巻きながら喋り続けるのに 他言語への適応能力が低すぎです。 「アウ ドゥー・ユー・ドゥー?」 と懲りずに続けるダミアーノを無視し、 私はタルト・タタンに集中することに。 リンゴが色づくまで、モレーナの力強い腕で巨大フライパンを振ってもらいます。 このフライパン、私は持ち上げるのが精一杯...。 そして型にキレイに並べます。 最初に作っておいたパイ生地を型の大きさに伸ばしてかぶせてオーブンへ。 出来上がり~。 この日はこのタルト・タタン以外にも エピファニアにフランスで食べられるガレット・デ・ロワや アーモンドプードルを使った洋ナシのタルトやら 激ウマフランス菓子が盛りだくさんでした。 したがって試食の時にはタルト・タタンのありがたみも薄れ...。 夕食前の7時頃にケーキを数種類、立ち食い試食するのはどうも...。 こんな生活でちょっと怖くて体重計に乗れないでいるので ミケランジェロ広場まで「歩いて散歩」に行きたかったのですが 「寒い」の一言で夫に却下され、バスで行くことに。 運動にならずダイエットには殆ど意味はありませんでしたが 久しぶりに美しい眺めを見れて、 脂肪はそのまま、気分だけはスッキリした一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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