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イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

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Delizia

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2005/04/07
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実は、パーパが亡くなった2日後
喪にも服さずフェスタに参加していたことを懺悔します...。

危篤のニュースよりも前に企画していたフェスタなので許してください!


久しぶりに料理学校の仲間ほぼ全員と再会してきました。


中心街に住んでいるモレーナが
レストラン勤務のみんなが休める月曜日にフェスタの日を設定し
彼女の家へ招いてくれたのでした。


モレーナも学校を出てすぐにリストランテで働きだして
週1日しかない貴重な休みの月曜日を私達のために割いてくれました。


私とモレーナは学校が終わってからも毎週会っています。
6ヶ月間も毎日一緒に過ごした後
突然会わなくなるのは寂しすぎて、離れられない私達。


買出しはモレーナにお任せして
私は特別に助っ人として午後3時頃から
彼女とふたりでお料理にとりかかりました。


モレーナはイタリア人には珍しくエスニック料理好き。
この日のお品書きは...


・マスカルポーネとスペック(燻製生ハム)のクレープ
・ナスのタルトジェノベーゼ風
・本日の残り物タルトホワイトソース風
・鶏肉のヨーグルト&ココナッツミルク煮
・バスマティ米(細長いお米)カルダモン風味
・ジャガイモのカレー風煮込み
・グーラッシュ  (ミレーナ作)
・七面鳥のロースト・野生フィノッキオ風味
・ティラミス   (クラウディア作)
・リコッタとドライフルーツのケーキ  (フランコ作)


3品の持ち寄り品が加わってそれはそれは豪華な品揃えでした。


午後一番にクレープ焼きに取り掛かったDelizia。
何十枚も焼いて、冷めたクレープ1枚ごとに
モレーナがスペック入りマスカルポーネを塗っていきます。

ミルクレープのように数段重ねたら
それをロールケーキのようにひと巻きにして
ラップで巻いて冷蔵庫で休ませます。

これは後で輪切りにしてベシャメル(ホワイトソース)をかけてオーブンへ。


タッキーノ(七面鳥)は野生のフィノッキオみじん切りと塩コショウを塗り
ロールして紐で縛ってオーブン焼きにします。


ナスのグリル焼きにジェノベーゼソースを塗って型に並べ
本日は手抜きで既製品のパイシートを被せてオーブンへ。
焼けたら型をひっくり返し、パイ生地が下になるようにお皿に盛り付けます。


じゃがいもと鶏肉はコトコトと煮込まれ
私達はお茶を飲んで、ホッとひと休み。


「ホワイトソース作りすぎちゃったね。」
と私が言うと

「パイシートももう一枚あるんだけど、何か作ろうか?」
とモレーナ。


本日の残り物にジャガイモとカルチョーフィを加えて
「じゃがいもとカルチョーフィのタルトホワイトソース風」
というメニューを生み出しました。


カルダモンを入れたBasmati米が炊ける頃には
あっという間に夜になっていました。


招かれたみんなも続々と集まりだしました。


リコッタのケーキを持ってきてくれたフランコに2人でキスし
「ワインも持ってきたから...」
とリュックからワインを取り出すフランコの手は止まらない...。

赤ワイン6本とデザートワイン2本も!!
8本も持ってきてくれたのでした。しかも自転車で来たとか...。


グーラッシュ(牛肉のトマト煮込みパプリカ風)を持ってきてくれたミレーナ。

続いてクラウディアのティラミスが届き...

今日の2大巨体のアレッサンドロとファビオが登場(2人合わせると200キロ超え)。
バールマンのアレッサンドロは
何やらカクテルを作ってくれるつもりらしく
各種リキュール数本とライムとイチゴ、
氷が無かったらすぐ作れるように製氷袋まで持ってきてくれた!


その後もあとからあとから到着し
先生でタダ1人お呼ばれしていたルチアは
天使のような愛娘アリーチェを連れてきてくれました!
本日のアイドルでした~。


前菜に登場した2種のタルトは大好評。
スプマンテと白ワインにも良く合って、あっという間に消えました。


クレープも、かなり大量にあったはずなのに
2大巨体を前にして、吸い込まれるように消えていきました。


鶏肉の煮込みとバスマティ米はバッチリの相性なのは解っていたのですが
実はグーラッシュもお米とバッチリの相性でうまい、うまい。

じゃがいもはスパイシーに仕上がり、素晴らしい付け合せに。


七面鳥のローストには、みんな唸りました。
野生のフィノッキオがなんとも言えないイイ香りを放っております。
フンフンと鼻から抜けるその香りに、みんな酔いしれました。


あぁ、お腹が苦しくなってきました~。


ドルチェが入らなくなっちゃう~。


テーブルを一度片付けてから
さっそくティラミスとリコッタのケーキを切り分けます。



さすが気合を入れてドルチェ好きのクラウディアのティラミス、トロけます。
「卵にもこだわって作ったわよ!」と誇らしげ。

最後にフランコのリコッタのケーキは「ママの味」って感じ。
頬張るごとに幸せになれるお味です。


デザートワイン(Passito)で喉を潤して
みんな、フ~ッと大満足な溜息...。


久しぶりの再会で、
止まらないお喋りと共に夜は更けていきました...。


しかし、日本人には当たり前の多国籍料理も
自国のクラシックな料理が一番好きなイタリア人が
どう反応するのか少し心配しておりましたが
今回のメニューは大好評で本日の料理人達もニンマリしたのでした。




































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Last updated  2005/04/08 07:36:06 AM
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Comments

 Delizia@ Re[1]:モロッコの掟~産後編~(07/25) くんみさん はじめまして。ご訪問あり…
 くんみ@ Re:モロッコの掟~産後編~(07/25) レモンの塩漬けのレシピを探していた通り…
 Delizia@ Re:おひさしぶりです(07/18) bunさん >しばらく覗いてない間に、お二…
 bun@ おひさしぶりです しばらく覗いてない間に、お二人目を産ま…
 Delizia@ Re[1]:私の大好物。(07/18) 夏の大空さん >だんなさまの作で暮れる…

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