時々、人類の欲望が目を覚まし、肉が無性に食いたくなるといった表現を目にすることがある。それは、分からないが、1年間家で米を食べなかったこともある私は、別に、肉が食いたいと思ったことはない、昼、外食すると定食に肉がついてたりなんかするから食べるだけで、まあ、夜も、たんまに食べることもあるけど、こう肉ばかりだと、珍しく、なんだかなあ・・・と思う。やっとこさ、辿り着いた野菜入り汁、ノゴーイシュル、これ羊肉汁におまけ野菜だ。一口飲んでそういえば、と思い出した。
脂ぎってしまった胃を洗浄しなければならない思いに駆られた。
暫く歩いていると、疲れたので、旧共産圏的建物の中に入り、一休みする。
人間は、一応、地球上の進化の最期である、現在のところ。今後は、陸から海に戻ったイルカや鯨みたいに、地面にへばりついた葉緑素系人間とか、ウランやプロトニウムにも平気でどんどん変化分裂していくアメーバ人間とか進化してくかも知れないが、そういうことではなく、子供ができて、わずか1週間で1億年(46億年)を費やした進化の過程をなぞる。子供の頃、とても不思議に思った。
魚類30日エラのようなくぼみ、両生類34日魚のヒレのような手足の原形、爬虫類36日横向きだった目や鼻が前に、哺乳類38日上あごが一つに、ホモサピエンス40日まぶたが出来、人間の顔立ちに・・・
その間、何を食べてきたんだ?何を摂取してきたんだ?胎児は、進化の夢をみているのか・・・いやきっと意識というものはないだろう。いささか、比喩的だな。
大昔の人間は何を食べていたのであろうか、どうも子供の頃見た初め人間ギャートルズ的影響が大きく、マンモーのイメージがあるのだが、多分、高タンパク質でいえば、虫なんか食べていたのだろう。その後、日本では、仏教の影響があって、紀元後ではあるが、肉食は一般的ではなかった。それは、習慣や宗教のことなんだなあ。
そういえば、1960年代後半という現在、アフリカのウガンダでは「魚は食べられます」ポスターが町のあちこちで貼られていたそうである。海洋国家では考えられないことである。
ところで、モンゴルいうたら、「ジンギスカン鍋」勿論、日本でアレンジしたもので、当地にはないし、タルタルステーキも、語源はタタールからきているが、生肉も食べない。まあ、本場は肉餃子とか羊の焼肉ソバとか骨付き塩上げ肉とか肉入り焼き飯とか、羊肉あいびきハンバーグとか、肉の炒め物とか、牛乳の上澄みをとった手つくりバターとか、ロシアから影響を受けたピロシキとか、
まあいろいろあるのだが、味が似ているという感じですぐにモンゴル料理は堪能してしまったのであった。
そんな言い訳をして、モンゴルでイタリア料理食べに行く。半分は西洋人だが、半分は現地の人であった。寺の前にあり、景色はよく、カルボナーラもいけた。生野菜を体が欲していたので、バキバキ食う。
まさに、自分がされたいことを人にしてあげなさいと、自分がされたくないことを人におしつけてはいけませんよ、の宗教観の違い。歴史は、どっちが人を殺しましたか?ピンポーン。
そんな訳で、町をあるいていると、割と、ファッキンビーガン屋をちらほらみることができるんである。ビーガンイズム(厳格な菜食主義)とは、動物製品を一切食べず、 洋服や他の生活用品にも動物製品をまったく使わないという シンプルなライフスタイルであり、その思想を人に押し付けるシーシェパードみたいな偏りをみせるから、あえてふぁっきんと言ったのだが、飯に関しては、そう思想的なものでなく、おいしいならイイネってな感じだ。ベジタリアンもいろいろあって、卵や乳製品、そしてニンニクも禁止するベジタリアンもいるが、そんな感じなのがビーガン。そんなのがウランバートルで流行っているとはねえ。インドの厳格なジャイナ教って、虫を吸い込まないようにマスクをし、踏み潰さないように、掃除しながら歩く・・・修行だよなあ。それにジャイナ教とは我々に悪弊つきつけたか?そんでもって科学発展しちゃったからさ・・見えないものは、どうするんだろう・・・。生きていくのは殺生である、ブッダは分かってたんだよね。そんな訳で、インド料理を食べに行こう。それもベジタブルターリーだ。それも、ナンだか一流店。
旧共産圏の建物、ウランバートルホテルの最上階に存在する。ホテルの前では、レーニン。
古臭くて、だだっ広くて、頑張って綺麗にしてて、結構嫌いじゃないな。インド料理、客は時間外でもあり0人で、受付のサリーを着たモンゴル人女性。
子供が出てきて、あのモンゴル女性の子供だな、なんだか、一流店なのにいいのかな。
ビール飲んで、トイレ行ったら、コックとすれ違い、彼は道を開けてくれてペコリ。あ、ネパーリーだ、と分かった。インド人なら立ちはだかり、「グーッド?」と確信に満ちた表情で味の自慢をするはずだ。
しかし、モンゴルに来て、イタリアンだ、インディアンだ?まあ、そんなもんだ。
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