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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2007年01月02日
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カテゴリ:アート
今年も、本館常設展の全館、お正月ムードたっぷりの展示。長
谷川等伯の松林図屏風、昨年に引き続いて、今年も国宝室に展
示されていました。日本の水墨画の最高傑作のひとつ。こんな
に大雑把な表現でいいのかという気もしないのではないのです
が。

楼閣山水図.jpg

第7室の屏風と襖絵のコーナーでは、池大雅の「楼閣山水図屏
風」。国宝です。金地に描かれた池大雅の南画、はじめてみまし
た。豪華絢爛です。

風流五節句.jpg

浮世絵では、鳥文斎英之。この人、江戸の誘惑以来すっかりフ
ァンになりました。「風流五節句・元旦」。美女の着物の鶴の柄
が、白く薄っすらと見えるのです。目を凝らさないと分りませ
ん。

一階の近代美術のコーナー。

初詣.jpg

大観の「雲中富士」。金地に群青の富士山が雲海から頭を突き出
しています。思いっきり、装飾的な絵です。大観が琳派を研究
していた頃の作品。

明粧.jpg

土田麦僊の「明粧」顔の線はなんだか、マンガチックですが、
夏の着物の型押ししたような薄い色使いが素晴らしい。

阿修羅.jpg

そして、下村観山の「修羅道絵巻」は、大迫力。戦いに明け暮
れる武士と阿修羅道の阿修羅王。そして絵巻物の最後、火炎を
吐き出す5眼の持ち主は誰なのでしょうか。5眼というと金剛
夜叉明王を思い起こすのですが、ちょっと違うような・・・。
すべて焼き尽くされたあとは、皓皓と月が輝くだけ。

阿修羅2.jpg

今年も本館のみの駆け足で終わってしまいました。そのあとは、
新年会に突入と相成りました。





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最終更新日  2007年01月03日 22時31分36秒
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