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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2022年07月04日
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カテゴリ:読書
6月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3334
ナイス数:186

出版禁止 死刑囚の歌 (新潮文庫)出版禁止 死刑囚の歌 (新潮文庫)感想
2件の殺人事件の真実がラストのどんでん返しで明らかになる。ただ子ども殺しという設定だけに重苦しく、スカッとしない。短歌に込められた意味は、自力では分からず、ネタバレのページのお世話になった。
読了日:06月04日 著者:長江 俊和
角の生えた帽子 (角川ホラー文庫)角の生えた帽子 (角川ホラー文庫)感想
短編ホラー小説集。禍々しさよりも清々しさを感じる「左利きの鬼」や「湿原の女神」などが好み。どの作品もラストのオチが秀逸だった。「城山界隈奇譚」が長編「少女たちは夜歩く」に繋がったのですね。
読了日:06月10日 著者:宇佐美まこと
沈黙の町で (朝日文庫)沈黙の町で (朝日文庫)感想
新聞連載時に読んだ際には、終わり方がすっきりしない感じがしたが、まとめて読むとこういうことだったのかと納得できる。同じように中学生のいじめを扱った宮部みゆきの「ソロモンの偽証」に比べると、リアリティがある。加害者、被害者、その保護者、学校の管理職、一教師、警察、検察、新聞記者、弁護士、どの立場においてもその行動や考え方は、一定の理解はできる。あまり良い印象を感じないが、やはり弁護士の話がいちばんよい解決策だと思った。「中学生は生意気も言うが、一方では真っ直ぐだ。友情も正義も信じている。」これが救い。
読了日:06月14日 著者:奥田英朗
探花―隠蔽捜査9―探花―隠蔽捜査9―感想
ひりひりするようなサスペンスでもなく、息子の失踪やアメリカ軍との関連などもどうでもいいことで、非常に中途半端な感じが強い。キャリアが自分の採用の順位に真剣にムキになるというのも疑問。竜崎のブレない姿勢は相変わらず心地良いが、ストーリーに深みがないのは残念。
読了日:06月16日 著者:今野 敏
るんびにの子供 (幽BOOKS)るんびにの子供 (幽BOOKS)感想
最近、お気に入りの宇佐美まことのデビュー作。ホラーの短編集であるが、こちらの作品もラストのひねりが効いている。最後の選評にあるようにこの作家は成功したなと実感。
読了日:06月17日 著者:宇佐美 まこと
新しい星新しい星感想
流派は若干異なりますが、合気道をたしなむ身として、シンパシーを感じながら読みました。最後まで4人だけ残った大学の合気道部の同級生のその後の話。4人とも生き辛さを背負っていますが、都度、前向きに進もうとするのが救い。男女間の友情がいい感じ。母娘の関係は著者の実体験か。心にしみる小説でした。
読了日:06月20日 著者:彩瀬 まる
東京見聞録 (講談社文庫)東京見聞録 (講談社文庫)感想
出版から30年、大きく変わった東京とまったく変わらない東京と。著者とは同世代だが、当時はまったくこの作家、知らなかった。ホットドッグ・プレスとも縁がなかったなぁ。でも共感するところが多く、懐かしくもあり、笑えました。
読了日:06月21日 著者:原田 宗典
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)感想
この本の中でも触れられていたが、「地獄の黙示録」を思いおこした。現在のロシアのウクライナ侵攻はまさに「戦力の逐次的投入」。本書で記されていた核の状況が、現実となるかもしれないという怖さ。
読了日:06月25日 著者:伊藤 計劃
俺たちの定年後 - 成毛流60歳からの生き方指南 - (ワニブックスPLUS新書)俺たちの定年後 - 成毛流60歳からの生き方指南 - (ワニブックスPLUS新書)感想
定年後、しがらみにとらわれず、自分の好きなように暮らす。これが理想ですね。「正義と正義が戦うことほどやっかいなことはない」納得です。
読了日:06月29日 著者:成毛 眞
彼女は存在しない (幻冬舎文庫)彼女は存在しない (幻冬舎文庫)感想
著者の最高傑作ということなので読んでみましたが、ストンと騙された爽快感は感じられず、後味の悪さが残りました。ラスト、この解釈でよかったのか、もっと別のオチがあるのかよくわからずに読了しました。
読了日:06月30日 著者:浦賀和宏

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最終更新日  2022年07月04日 12時54分49秒
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