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カテゴリ:茨城ってこんなところ
板谷波山の生誕150年を記念して、筑西市のしもだて美術館、板谷波山記念館、廣澤美術館で行われている、「板谷波山の陶芸ー麗しき作品と生涯」展が会期終了間近です。 「陶芸家 板谷波山は、明治5年、茨城県の下館(現・筑西市)に生まれ、昭和28年には工芸家として初の文化勲章を受賞し、昭和29年には茨城県名誉県民の第一号となりました。 波山は、理想の作品づくりのためには一切の妥協を許さないという強い信念により、端正で格調高い作品を数多く手がけました。 その一方で、故郷のまちと人々をこよなく愛し、信頼し、共感し合いながら、生きていくことを大切にした人物でもありました。」 板谷波山の陶芸展 パンフレットより まだまだ開催していると思っていたのですが、もうすぐ会期終了と気づいて、あわてて行ってきました。 波山生誕の地、故郷・下館で見るたくさんの味わい深い作品。 凜とした形、彫刻のような文様、緻密で鮮やかな色や淡い色づかい、青磁や白磁の静けさ。 明日食べる米もないような暮らしもあったとのこと、それでも妥協しなかったとのこと。 晩年波山は下館の80歳以上の高齢者ひとりひとりのために自ら「鳩杖」を制作してプレゼントしたとのこと。 その作品の数々からは、波山の人生の一端が感じられ、冷たい陶器の奥から何かあたたかいものを味わうことができました。 波山の写真も何枚も展示してありましたが、すご~くイケメン チャーミングでした 会期中に行けてよかったです 下館での展覧会は6月19日で終了しますが、 6月18日から8月21日まで東京・有楽町の出光美術館でも板谷波山展が開催されます。 そのパンフレットより 「波山は、彫刻的な文様、釉下彩の技法に加え、当時欧州で流行していたアール・ヌーヴォーの様式をいち早く受容し、新しい意匠表現を生み出しました。一方で中国の古陶器なども学習し、独自の青磁、白磁の制作にも取り組みました。本展では、波山の作品の変遷を通して、今でも色褪せることのない波山陶芸の魅力を紹介します。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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