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テーマ:時代小説がダイスキ(480)
カテゴリ:吉川英治
![]() ようやく四巻 平家の隆盛と驕り、そして義朝が胤が芽を出し始める、遮那王こと義経登場!! 石船の巻 石船とは何のことか?最初は何のことやら分からなかったけれど、清盛が福原開発の際、築港のため駆使した技術を船瀬法という。 その船のことを指すようだ。 岩石を積んだまま沖へ出して船底に穴をあけ船ぐるみ沈下させるという恐るべき荒技。 実に恐るべきウオーターフロント開発のやり方。 また、妓王から四人尼のくだりは清盛の好色さよりも、白拍子という一芸に秀でた女性(にょしょう と読むべし)をいともたやすく簡単に放り投げている姿を映し出されてくる。 それはまるで飽きた玩具の扱いのよう。 清盛にとって権力を手に入れるために値する人間(後白河法皇など)にはわりと正対するのに対し、権力の外に置かれた民衆、庶民の類は消耗品としてしか考えられないのかな・・・・・? と思いきや、人柱を解放する人情に厚い姿も描かれており、ひたすらに嗜虐的というわけではないとも思える。 このあたりから平清盛という人物を理解できなくなってしまった。 どなたか補完をお願いします。 一方、目を鞍馬に向けると。 遮那王はおよそ滝沢クンが演じた義経とは全く異なる人物像。 やんちゃで、感情の起伏が激しい駄々っ子って感じですね 金売り吉次も、あこぎで計算高い商人(あきんど と読むべし)に映る。 奥州にいつ連れていけば高値で売れるか?、義経という人を株のように投機を目的としています 天狗は源氏の郎党たちが鞍馬山に潜伏したまま、遮那王の成長を心待ちにしている姿でこれはあまり解釈がブレないんですね。 前巻から気になり出している阿部麻鳥が鞍馬山に潜入し、常磐の手紙を渡します。 母の願い、それは戦に巻き込まれることなく静かに仏門に帰依すること、だが義経の環境はそれを是とするようなものではなかった。 ・昼顔夕顔 ・鯨 ・市女笠 ・額打論 ・風声 ・清水寺炎上 ・一学生 ・花の聚落 ・妓王 ・君立ち川 ・仏御前 ・四人尼 ・虫一斗 ・かむろ ・車あらそい ・九条兼実日記 ・宋美人 ・経ケ島由来 ・孔雀の卵 ・文覚配流 ・よもぎ餅 ・日陰の君 ・鞍馬の遮那王 ・稚子文状 ・野の歌 ・九十九折 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.03 23:33:24
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