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カテゴリ:旅行
またもや、東海バス「みしまるきっぷ」をめ~いっぱい利用し、最後の目的地「柿田川湧水群(Kakita-gawa-yusui-gun)」がある「柿田川公園」に行く。
柿田川は、「21世紀に残したい日本の自然100選」・「名水百選」・「ふるさと いきものの里100選」・「静岡県のみずべ100選」、そして「天然記念物」に選定されている。日本一短い1級河川で、日本一の湧水量を誇る。「富士山(世界遺産)」に降った雨や雪が地下水となり、更に「三島溶岩」の天然のフィルターを通って26~28年かけ、湧き出しているのだ。「日本三大清流」の1つでもある。水温は、夏でも15度に保たれ、冷たい清らかな流れによる美しい景観と貴重な生態系を体験できる。 この素晴らしい楽園が、何と!国道1号線沿いにあるのだ。 この辺りは、1554年、北条早雲(伊勢盛時)の孫・北条氏康(Hojyo Ujiyasu)が築城した「泉頭城」の本丸があった場所だと言われている。豊臣秀吉(Toyotomi Hideyosi)が小田原攻めした際、この城は廃城になった。 お食事処「かわせみ本舗」。こちらは今日は定休日でした。 湧水があちらこちらから流れ出ていて、水汲み場も設置してあります。 名物の「とうふアイスクリーム」は、ここに来るまでのお店で販売していたので、後で食~べよ! お店が開いていたら、この庭園を眺めながらお食事ができるようです。 では、「柿田川湧水群」を見に行こう! 第一展望台へ。 「柿田川」が見えてきました。一気に大気が冷たくなる。 まるで、水が存在しないような透明度!! エメラルドグリーンのまあるい水底から、水がポコポコ湧き出しているのが見えます。 大小、数か所から出てますね~。川砂が舞い踊ってます。「湧き間」というのだそうだ。 第二展望台からの眺め。 どちらも同じものですが、水底が動いているのがわかりますか? 一体、どのくらいの深さがあるのか、透明度が高すぎてわかりません。 第一展望台から見た「湧き間」と感じが違うのは、こちらの方は人の手が加わっているから。 この筒のように見えるもの。昔、紡績工場が井戸として利用していた跡なんです。 でも、かえって先程の「湧き間」より、幻想的に見えます。見る角度・光の差し込み具合・砂の動きで、水の色合いが変わってくる。 この人工物からもわかるように、かつてこの場所には豊富な水を求めて、多くの企業や工場が進出していた。当時、高度成長期真っ只中だった日本は、無理な開発を推し進めており自然を破壊し続けた。この清流にも排水をそのまま垂れ流した結果、魚も住めない川になってしまっていたのだ。 ナショナルトラスト運動がおこり、工場は撤退。皮肉なことに、この工場跡が今のこの美しい景観を作っている。 京都・鞍馬にある「貴船神社(Kihune-jinjya)」から勧請された「貴船神社」。 参道の脇にある紅白の「おむすび」。 どうやら、この参道は「えんむすび通り」というらしい。 恋する3人の乙女たちが、何やら相談中でした。 「舟付場」と呼ばれる場所。ここは、2つの井戸跡がある。製紙会社があったらしい。 湧水公園。水深が浅いので、子供たちの格好の遊び場! 駿豆水道の八幡取水場。 「木製八つ橋」。公園内は、このような木製の橋によって繋がている。 伊豆の旅は、ここで終了!「富士山」が見れなかったのは残念だな~! とうふアイスクリーム!抹茶味 (2017年7月下旬現在) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.02.04 21:01:28
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