楽天モバイル債(年利率3.3%)は「買い」なのか?
楽天モバイル債、悩ましいです。。。超低金利の中、少しでも高い金利が見込める商品として話題の個人向け社債ですが、それにしても期間2年で3.3%は破格の数字です。個人向け社債としてはSBI債やマネックス債あたりが高金利で有名ですが、それでも1%もないですからね。ソフトバンクで2%台ですが、期間7年間と長いです。そんな状況の中、この楽天モバイル債には世間はざわついているわけです。ちなみに募集要項は以下のとおり。3.3%の数字が、赤で強調されていますね。で、債券投資でまず見るべきは、格付け。当債券は「A」とのこと。これは「債務履行の確実性は高い」として、基本的には問題ないランクです。ただ、この格付けはJCR(日本格付研究所)のもの。信頼性の高い米国の格付機関S&Pでは「BB」となっておりまして、これは「投資不適格」ランクなのです。ネット等の考察でも、このあたりが大いに突っ込まれております。。。私もそのあたりが大いに気になるところではあります。でも、株式の配当利回りであれば4~5%も珍しくないわけで、そんな高配当株でも綻破リスク(資産価値が0となるリスク)はそれほど高いわけではないですよね。もちろん、株価が暴落するリスクはそれなりにありますが。。。そんな株式投資に慣れている人間であれば、3.3%にそれほどビビることはないのかな、というのが直観的な判断です。あと、私が普段から投資しているクラウドファンディングの平均利回りも4~5%程度ですが、実感として、その破綻リスクはさほど大きくはないと感じております。と、個人的な体感からすれば、これは「買い」かな、と。あとは、、、・期間2年(将来的にはともかく、2年で楽天グループの破綻は考えにくい)・最低投資額50万円から(100万円ならもうちょっと悩んだ)といった理由からも、私的には「買い」かな、と。すみません、大した考察ではなくて。さらに言うなら、万一破綻となれば、かなりの話題となるでしょうから、かなりのネタになるかなという下心もあってですが。。。と、アレコレ考えているうちに、完売。実は販売開始と同時に、すでに買ってはいました。その際、「現在、国内債券取引の注文が混み合っています。しばらく経ってから再度実行してください。」との表示が何度か出たので、やはり人気なんだな、とは思っていましたが、1日にして、即完売ですか。やはり欲しい人は多かったのですね、ちょっと安心。だからと言って、デフォルトリスクが減ったわけではないですが。。。