テーマ:今日聴いた音楽(73709)
カテゴリ:音楽評
『補遺』と一緒に発売された同じく限定1000枚のライブ盤。『1972・高知大学ライブ』。マニアの間では伝説として語られたらしい録音なのだそうだ。アマゾンだかなんだかのレヴューを見たら、『コンサートライヴ零狐徒』より凄いって書いてあったから、「そりゃ大変だ」と思って購入。僕は三上寛の最高傑作は『零狐徒』だと常々思っていたので、これは一大事なのです。
で、聴いてみた。 あ…音悪い…。ブート盤とか買い漁った経験のある人ならご存知でしょうが、これは所謂オーディエンス録音ってやつ。演奏より、まわりの観客の声とかの方が、はっきり聞こえたりする。でもその分、雰囲気は凄く良く伝わってきます。 冒頭、手拍子する客に、歌の途中で「手拍子するなと言ってるじゃないか」って歌詞にして、やめさせたりしてます(笑)。 曲目は以下の通り。 1.東京だよおっ母さん 2.パンティストッキングのような空 3.コップは壊れるだろう 4.小便だらけの湖 5.誰を怨めばいいのでございましょうか 6.青森県北津軽郡東京村 7.ひびけ電気釜!! 8.近親相姦の唄 9.あなたもスターになれる 10.おかっぱ頭の少女のメンスが紅い 11.犯されたら泣けばいい 12.昭和の大飢饉予告編 13.妹売歌 14.夢は夜ひらく 初期の代表曲を網羅した完璧なセットリスト。演奏も歌も最高に熱いし、熱いと言えば観客達も熱いことこの上ない(笑)。これで録音状態が良ければ、言うことなしだったろうに…。まあ、そこは差し引いても傑作であることは間違いありません。ちなみにジャケットのイラストは友川カズキです。すんごい絵だな…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 7, 2006 10:36:06 PM
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