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カテゴリ:日本の政治外交
頭のいいやつに都合のいいように作られているんだ。逆に都合の悪いところはわからないように隠してある。つまり、お前らみたいに頭使わずに面倒くさがってると......一生だまされて高い金をはらわされるんだ。
タイトルからつづくこの台詞は。漫画『ドラゴン桜』の主人公の弁護士の台詞だそうだ。この漫画、読んではないが、松原隆一郎著 分断される経済 バブルと不況が共存する時代(NHKBOOKS)にでてきた。 この台詞、「構造改革のもとで景気がよくなれば皆が等しくその果実を売ることができるという」のが、まやかしであることを突いている。結局、この社会、情報を多く持っているものが、勝ち組になれるし、そのトップが小泉首相だし、中国との貿易で潤う大企業の社員。情報がおちてこないと、100のうち50しかながれてこなくても。50が100と考えざるをえない。 含蓄のあることば。たかが漫画、されど漫画。 そして、ボクシングなんて、体重でクラスがわかれているが、いまの構造改革は、まさにそのクラス関係なく、ハンデなしに対決するようなもんだと松原さんは論じておられる。負けたものは敗者ふっかつどころか、退場せざるをえない。 この本。いま、景気がいいといいながら、いまさらながら実感できない、その真相をついた本だと思ったね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.04.30 22:06:02
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