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カテゴリ:世界をみる世界を知る
この本の作者、姜尚中はこのことを書きたくて本を書いたのかもしれぬ。
卓越した歴史家である英国のエリック?ボブズホームは、名著『20世紀の歴史-極端な時代』の冒頭で、そのような歴史を戒めるように次のように述べている。 過去の破壊、というか個々人の現在の体験を何世代か前の人々の体験と結びつけていく社会的な仕組みの破壊は、二〇世紀末のもっとも象徴的でかつ不気味な現象の一つである。 そのような過去(歴史的な記憶)の破壊を進める社会的な仕組みが他のどの国よりも発達している日本の場合、若い世代の大部分は、自分たちの時代が背負っている歴史的な過去との有機的な連関を見失って、いわば「永遠の現在」のなかで育っているようなものである。 うむ。考えさせられる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.21 23:35:01
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